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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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まだ文句を言うので、前回と同じく、全面的に受け入れて楽しむ派の人はスルー推奨です。




〜怒りのあらすじ〜
いい具合にハマってきたところなのについに登場したメルカバーが「天使サイドの象徴」でありながら「善と悪の対のデザインになっている」ことに好みの問題を越えてモヤモヤが収まらない。

■四大天使もモヤモヤする
あの四大天使も「羽根がふわ〜って舞ったのに羽根なんかないし、見た目完全に悪魔だし、天使を騙る偽物かもしれない」とかなり長いこと本気で疑っていたのに、ヨナタンがほいほいついていったところから見ても本気で天使だという設定らしいです。それならどうしてあんなミスリードを誘う演出をしたのか? そして天使閥は明らかに自分たちとは相容れない容姿、美意識から見て異形である四大天使をなぜ頂点に頂いているのか? 四大天使とは本来、天使閥のライン上の最も優れた完璧な容姿をしていて、そのゆえ特異であるべきではないのか。「完全に裏返しなデザインだから特別」という価値のつけ方はデザインとしては安易な逃げ方だし、納得がいきません。これらがもし意図などない単なるミスなら、せっかくここまでのボリュームのゲームなのに残念この上ないし、意図があるとしたらそれは全体の設定から見てノイズでしかなく、コンセプトを自ら破壊してしまう失敗だと思います。どちらにせよ残念です。

それにしても悪魔リリスは悪魔そのものだし四大天使は悪魔みたいだし、素直に捉えれば「もうなんだかんだ言って、全部悪だよ」というメッセージしか受け取れないのもどうしたことか。キャラクターやストーリー全体を見ている限りそういう話じゃないのに。他の部分で積み上げて来た設定が、悪魔の容姿ひとつによって台無しです、もったいない!! 今回は新デザイナーを起用したとのことで、長い歴史あるゲームだそうですからずっと同じ人が携わることは現実的に不可能なのは仕方ないとしても、シリーズとしての変異はともかく今作の内部だけで齟齬をきたす、世界観を破綻させる悪魔を登場させたのは発注者がおかしいし、デザイナーさんは悪くないのに結果いたずらに嫌われるばかりで、もう誰も得してないと思います。こういう創作の世界で所謂大人の事情なら、大切な設定がその犠牲になったことが残念です。


■ついでにホワイトメンのネーミングにも文句を言いたい
あの謎めいた白い人影をホワイトメンというネーミングにした、その直球さに脱力したのは、面白かったみたいなところもあるので別にいいです。でも、

善)神、天使、ヨナタン、秩序
悪)リリス、悪魔、ワルター、混沌

という構造の中で「白と黒」もまたこの二項対立に加えられるべきものであるはずですよね。しかし「ホワイトメン」とは「秩序と混沌のそれぞれの未来に絶望し、終末を求めるもの」という脱出ルート・脱落ルートを示す存在だったはずです。それは「無」であって「白」ではない。

どうして、ここで「ホワイト」って言っちゃったのか。これはさすがに大人の事情ではないと思う。完全に何も考えてなくてミスったか、余計なことを考えてミスったか分かりませんが、どちらにしてもミスっていると思うのです。あくまで「ホワイトメン」って言いたいなら、どうして、タイトル画面を白黒に塗り分けちゃったのか。ホワイトメンというネーミングはこのゲームの「白と黒」を「無と有」であると意味付けてしまうものです。だからホワイトメンはホワイトメンっていう名前じゃなくて無なるもの・虚なるものをあらわす名前であるべきだった。かっこいい名前はちょっと、私はそういうの思いつかないので、具体案は出せないですが、彼らは白ではなくて諦めた存在、リセットする存在、リタイアを求める存在なのだから。



というわけで、荒ぶったし、気が済んだのでゲームに戻ります。
付き合ってくれた方はありがとうございました。
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無題
確かに良いゲームでしたが、そこら辺は小学生向けのデザインだったよね。同じくガッカリした。神も悪魔も威厳がなかった。
NONAME 2013/07/28_Sun_:22:59 編集
コメントありがとうございます
新規デザイナーは企画の人が個人的な趣味で揃えてしまったらしくて、少なくとも表向きは、大人の事情ですらないみたいですね。

特撮デザインとしての評価はともかく、真4でやるなら、他の悪魔デザインとのバランスが取れないと世界観そのものが成り立たないということを意識できなかったことは、発注者も受注者も自分たちが楽しければいいやーという自己満足的・閉鎖的な感じで、作品がプレイヤーに受け入れられることを大切にしようという気持ちがなかったのだと思います。

ステージやエフェクト、音楽がしっかり作り込んであるだけ、この点は残念ですね。
モル元 2013/07/28_Sun_:55:55 編集
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9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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