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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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あらすじ
主人公フリンは「よりほっとけないほうの友達」という基準で、ヨナタンを離れ、反逆者ワルターとともに往くことにした。リリスに下ることに何らかの信念があるわけではない。







■豪勢なクエストに飛びつく
キチジョージで、元カジュアリティーズたちが何事か計画しているらしいです。フリンは酒場の黒板に協力者を求めるメッセージを見つけ、一人で行ってみることにしました。キチジョージはフリンの故郷ですから気になります。そ、それに「話を聞くだけで招来石5つ」ということに、興奮を覚えずにはいられません! 金! 今は守銭奴のように金!! 

しかし招来石5つといえば、普通のカジュアリティーズに用意できるはずのない報酬です。高いです、5万マッカです。「本物だろうなァ?」と場末の密売人のいやらしい声を真似て言いたくなります。とはいえフリンには石を鑑定する能力はなく、場合によっては本当に偽物を掴まされ、いそいそと密売所に持って行ったら例の商人に「ハッ(嘲笑)、偽物じゃねえか。なに? 騙された だと? 知らねえな。今度はもっと 本物を持って来な!」と言われてしまうような、私にはそういう趣味はございませんが人によってはなかなかのご褒美クエストがくっついていないとも限りません。是非そういうサービスがあってほしいものです。

ま、ともかく、この招来石がもし本物であれば、そのカジュアリティーズらしからぬ報酬の高さが、依頼の怪しさをそのまま物語っているということになります。ワルター、ちょっと酒場で待っててくれ! 僕はリリスのところで修羅場する前にキチジョージで小遣いを稼いで来るから!


■キチジョージの不穏分子
キチジョージに行くと、素性を明かさない男がフリンを待っていました。彼はこの村の出身者であるらしく、僕のことを知っていました。「お前、フリンか!?」みたいなことを言われました。これは危険、危険です。反逆者になった者にとっては、こういう、過去の顔を知る繋がりが一番のアキレス腱です。脅されたり、つい絆されたりもしますので罪のもとでもあります。

彼らは今の「新しき指導者」が作り出すミカド国に不信感を持っているそうです。どうも、こいつらがホープ様の言う「黒きサムライを支持する残党」のようですね。しかし男は興味深いことを言っていました。「指導者は身分差を取り上げたが、それは結局『全員がカジュアリティーズになった』ように感じられる」というのです。これには驚かされました。

確かに言う通りです。悪魔リリス=黒きサムライが、人に知識と知恵を与え疑念を抱かせるのと真逆に、あの例のうさんくさい天使たちは、人から本を奪い、魔法の言葉を奪い、思考を奪い、主の意思に従順たることを求めるのです。それがこの国では、人々をして疑問なく労働させることなら、全員がカジュアリティーズとは、なるほど的を射た指摘でしょう。

ところで、この男は窓口であり、依頼をしたいのは他の者であるとのことです。まさかの「ここまでで招来石×5」です、これでは依頼人の話を聞かずに帰るのは申し訳ないというものです。しかし、依頼人を紹介してもらいましたら「来たるべきときのために魔法の銃器を持って来て欲しい」という内容でしたので、これは聞くだけ聞いて協力はお断りしました。民間人に武器を横流しして何になるというのでしょう。しかもそれらはサムライとして入手出来るものです、サムライが民間テロのお手伝い…私はそこまでサムライ道に外れたことは出来ません。それにこういう手合いは、たとえば今回の招来石のように、ちょっと気分が悪くなるほどの出所不明の高額な口止め料を渡してくるか、もしくはこちらの純粋な志を悪用してタダ同然で働かせるか、二つに一つです。どちらもまともな考えではございますまい。報酬を聞く前でよかった、心が揺らがずにすみました。

■銀座でショッピングをしてしまった
ついに銀座でショッピングをしてしまいましたが、見た目重視のキンッキラの上着を購入してしまい、ちょっと後悔というか、苦い思いをしています。いや、欲しかったものですし、別に不穏な筋から得た招来石5つを財布の足しにしたとか、悪魔から金を巻き上げすぎたことが後ろめたいのではありません。本来の私でしたら「仲魔が攻撃されたら反撃するピアス」これを第一に購入するはずでした。私のためにあるようなあのピアスを差し置いて、見た目の派手さに虚栄心をくすぐられてしまったのです。自分を裏切る行為です。

このゲーム、物理アタックは必ずしも効果的ではありません。が、そんなことはどうでもよくて、どのゲームであれ私が愛しているのは被ダメによって自動発生するカウンターアタックと、物理または無属性の殲滅系の技・呪文です。書いているだけで胸がきゅんとします。このカウンターアタックはあくまで物理であることが望ましいので、レベルがあがるにつれて仲魔のスキルに属性無効が増えていき、そのバトルシステムから「もしかして仲魔には属性無効スキルを積めるだけ積んで前線に出しておくのが最も効率的なのでは?」と薄々気づいてしまっても、それはしません。会心派・メガトンプレス・ジャベリンレイン等をこよなく愛し、「猛反撃」と「慈愛の反撃」を最高の2スキルだと信じて戦うのです。


■ワルターが、早速頼りない
ひとしきり後味の悪い思いに耐えてからリリスのところに行くと、リリスは我々の決断を嘲笑に聞こえる声をもって歓迎し、次のような計画を語ります。

「魔界を開き、魔界の悪魔を人間界に放つ」

……これにはワルターもたじろぎ、「いざとなると不安だな…」などとビビリなことを言い出します。私は早くも「烈しい情熱にかられて駆け落ちしたその夜に、相手の男に失望」という流れに似た不安感に襲われました。あまりにもありがちなことですが、ワルターもまた「寄宿舎でフリンを勧誘している時が最も輝いている時」という、世に多き誘惑者だったのです。このリリスの計画、ヨナタンが一緒にいてくれたらきっと「なんて恐ろしいことを! ワルター、分かっただろう! リリスは人を惑わす悪魔だ!」って言ってくれたと思うし、そのほうがワルターも「いや、オレは悪魔を解き放つ! 人間も悪魔も、どっちでも構わない、真に強い者が望むだけ変えられる世界にするんだ!」と息巻きやすかったと思います。それがヨナタンがいないと「大丈夫かな…いざとなると不安だな…」と不安を口にするのです。フリンにどうしろというのですか? ここまで来ておいて、フリンには、ワルターを助ける力はあっても止める力はありません。忠告し、喧嘩できるのはあのヨナタンだけです。

どうせ引き返せない道です。それなら、何も言わず、やばいと直感しても、破滅を直感しても、突っ走るのがサムライの道です。なにしろサムライの教義にもこうあるそうです。

1度 決めたら やり遂げろ!

もし我々が間違っていたら、誰かが我々をとめてくれるでしょう。世界が我々を阻むか、もしくはヨナタンが頑張ってくれるでしょう。それに、もしかしたらうまくいくかもという希望も捨ててはいけません。

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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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