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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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あらすじ
主人公フリンは世界のスイッチを持たされたまま呆然としている。









■世界のスイッチを、ついにポチる
ワルターが「頭を冷やしてこい」というのでミカド国に行きヨナタンやホープ様に「ほらこれ、こんなのあるんだけど、どう思う」と言いに行こうとしたら、外に続くドアの前でワルターからのライブ通信があり「まだかーどこまで行ってるんだー」と脱出妨害されてしまいました。「頭を冷やす」の範囲は「タヤマがうるさくない場所」という、ごく狭い範囲だったみたいです。

ヤマトのある部屋に戻ると、ワルターが「戻って来てくれたな 信じていたぜ」みたいな、また殺し文句を言ってきます。タヤマがまた「おいそこのポニーテール…押すなよ… 悪魔だぞ? 東京が悪魔でいっぱいだぞ〜?」とBGMを奏で始めます。別にタヤマがうるさいから考えられなかったわけではないのですが…

さあ押しちゃってくれやっちゃってくれと急かされて、なお押せないでいると、「怖いのは分かるが、オレたちはもう帰る場所はないんだぜ?」とワルターは真顔で言ってきます。帰る場所がないのとスイッチを押す押せないは全く関係なくない…? しかし事実上これは選択の余地がないので、押しました。

ええいままよ!


■嬉しい!! 懐かしき友ヨナタンとの再会!!
フリンがリモコンを操作するとヤマトが反応します。こういう大事なものがリモコンひとつで動いていいのでしょうか、扇風機でもあるまいし…。さて、ヤマトの空洞に異世界が見えたかと思ったら、その世界はゆがみ、気づいた時には私は悪魔討伐隊の基地に倒れていました。何か夢を見ていたような、そこにはイサカルもいたような気がしました。夢の中は真っ白な地平で、白い人影が私に何事かを問いかけ、あるいは語りかけていました。

目を覚ますと、目の前には、ヨナタンとワルターがいました。
ヨナタンだ!! 会いたかった!!

フリンはまたも「一番遅くまで目を覚まさないでいた」らしく、ワルターとヨナタンは小競り合いの真っ最中でした。あんな別れ方をしたというのに、いつも通りすぎて、しかも本格的な衝突をしている時ではなく日常の風景といった様子で、微笑ましいです。やはり私は、この二人と一緒にいたいです。片方を選ぶことはつらいし、ワルターを選んだけれども多分ワルターも、フリンと一緒にいても手ごたえが足りないと思います。それにフリンと一緒にいる時のワルターは人格の悪い部分ばかり目立つようになってしまいます。本気でとめてくれる人がいないからでしょう。

ヨナタンは「今、取り込み中なんだ」と言いましたが、どう取り込み中かというとワルターとの小競り合いでビジー状態です。しかもその内容が「どうしてオレたちはここにいるのか?」「僕に聞いても分かるものかよっ!」といった、お取り込み中になってもどうしようもない人智超越的な問題でした。険悪ということはなくて、じゃれている程度の言い合いです。状況は分かりませんが人間関係にはほっとしました。ワルターもヨナタンも大好きです。


さて、僕の記憶では確かに「ワルターと一緒に、魔界の扉を開けるスイッチを押してしまった」のですが、ヨナタンは「おかしいな、僕はフリンと一緒にリリスを討伐した、すると気づいたらここにいた」という内容のことを語ります。これはつまり、ヨナタンと同行していても、この事態は起こったみたいです。そう思うと何だか急に責任から解放されました。リリスを討伐することは魔界の扉を開くことであった、かどうかは分かりませんが少なくともきっと同じことを意味する行為となって同じ結果が待っていたと思えました。


■いつか君がいた砂漠
さて、悪魔討伐隊は確かに霞ヶ関のはずですが、外に出てみるとあたり一面が砂漠になっています! これは!! フリンには見たことがある砂漠でした。そう、ずっと以前、夢の中でヨナタンが佇んでいた、この場所はまさにあの砂漠ではないでしょうか。そういえば車椅子の赤スーツ男と幼女はどうなったのでしょうか、初期に出てきたきりですが…。


■新宿を発見する
巨大クレーターがえぐられた砂漠には、悪魔と、そして悪魔でも人間でもない節足動物のような何かがうろついているものの、人の姿はありませんでした。しかしさまよっているうちに、新宿シェルターなる場所に到着しました。人がいる! よかった!! 私のスイッチで人類全滅したかと思ってたけど、人がいる!!

全身を覆う廃墟ファッションの人々は我々の腕にあるガントレットを見て驚き、「キヨハル」という男に見せるといって我々を監禁しました。キヨハルはちょっと危ない人でしたが、神を信じているそうでした。彼は我々の腕のガントレットを「デモニカ」すなわち「悪魔召喚プログラム」であると言い、我々の来訪を非常に喜びました。なぜなら25年の歳月、予言を信じ、メシアたる我々が来る時を待ち続けていたからだそうです。

キヨハルは我々をアキラという男のもとに連れて行きました。アキラは相棒を失ったハンターらしいです。アキラと新宿の人たちの話をまとめると、およその状況が読めて来ました。


25年前、東京は神の怒りに触れ、神の雷すなわち大量の核によって破壊された。おそらくアメリカや中国も同様だろうから、ここにいる人は東京から出ることは出来ない。世界は汚染されているから、人間はシェルターの外を出歩けない。25年前、天を覆っていた岩盤など存在しなかった。

アキラは語りました。ホワイトメンが私たちの出現を予言したと…。ホワイトメン…? ちょっと待って、それフリンもさっき、悪魔討伐隊の基地で目を覚ます前に、夢で見ていたかもしれない! それに同じ夢をワルターとヨナタンも見ているというようなことを言っていたかもしれない。でもそれがホワイトメンかどうか…だとしてもそうでないにしてもホワイトメンってそんな、開発中の仮称がそのまま定着してしまったような… ちょっと…ちょっと野村さん呼んで来て! あの「蒼白なる幻影ども」にもっとスカした名前つけてあげて!!

ともあれ、この世界は魔王プルートによって支配されているらしく、私たちはプルート討伐を依頼されました。報酬はあの「リモコン」です。リモコンと聞いて、ワルターが食いつきます。

「そのリモ…なんとか…ッ!!」

タヤマの前ではいかにも慣れた風にリモコン、リモコンと連呼していたので、「僕と違ってワルターは東京の遺物にも随分詳しい」と感心していたのに、あれは単なる勢いだったようです。ミカド国民にはリモコンとか実はよく分かっていないです。でもヤマトがどこにあるのか分からないのにリモコンを手に入れてスイッチを押して効果があるのでしょうか。あと状況が全然違うので、リモなんとかを押した方がいい時なのかそうでないのかも謎の状況です。

いずれにせよ冥王プルートの名で呼ばれるその悪魔は、とにかく悪魔らしいし、討伐したほうがよさそうです。アキラは語りました。プルートはプルート城にいると…


プルート城!!?


のんきにネーミングに凝ってなどいられないということでしょうか…この世界、よほど余裕がないのかもしれません。人間も少ない様子です。

アキラから依頼を受けると、アキラはガントレットにこの世界の情報を転送してくれます。これにより、「もしかして今度ずっと地図がないのでは」と不安だったこの世界でも、バロウズがマッピングの仕事をしてくれることになりました。


■ここは「異界」なのか?
ウーゴ様によれば、ミカド国がケガレビトを追放して創国されたのは、1500年前のこと。
ケガレビトの里・東京は、ナラクを通じて移動することが出来たが、ミカド国よりも時間の流れが遅いらしかった。

今、我々がヤマトを発動させることによって(あるいはリリスを討伐することによっても)瞬時にやってきたらしいこの世界は、25年前に神の鉄槌によって砂漠化したが、元は東京であり、それもハンターのいる東京すなわち悪魔がいた東京であった。しかしその東京には天井に岩盤などなかった、だからこそ神の雷が大地まで届いた。

東京に天井がなかったのなら、ここは少なくとも我々の知る東京の未来ではないようです。我々は、異なる世界線にやってきているのでしょうか。
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自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。

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