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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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そしてバッドエンドへ






あらすじ
人間が悪魔と合体することで共存する、爆炎都市・東京。
地上には悪魔が跋扈し、都市は荒れ果て、人は文明も文化も失って、かろうじて命を繋いでいた。

悪魔人間になるか、あるいはその養分となる家畜人間として生きるか。いずれかを選択することで、人が悪魔に殺されずに生きていける極限のシステムを作ったのは、東京王ケンジであった。

悪魔召喚プログラムは主体性ある人間にしか使うことが出来ないらしい。多くの人間はその枠から外れているということだ。サムライのガントレットがそれと同じ選別のされ方をしているとすれば、フリンの同期がフリンを含めて5人しかいないことから、適合者はかなり限られているのだろう。しかし早々に脱落したナバールのことを考えると、この世界の人々の言う「デモニカ」と、サムライのガントレットが同じものとは思いにくい。それに、タヤマの東京でも、およそ主体性を想像させない阿修羅会の手の者が、「スマホ」で悪魔を召喚していた。


■ケンジの市ヶ谷、逆さヒルズのもうひとつの姿
我々は道すがら「お金になる蛇皮」を剥きつつも、市ヶ谷駐屯地にたどり着きました。今度はさすがに迷いませんでした。ケンジはこの駐屯地のどこかにいるそうです。市ヶ谷駐屯地、このマップに、複数の世界においてお邪魔しています。もはや住んでいたと言えるくらい通い慣れたマップですが、一方通行が多いのでやはり手間取ることもあります。宝箱・遺物などが入手可能で、それがどの世界でもマッカに変えられることは実に不思議です。

市ヶ谷では、悪魔人間になるか、家畜人間になるかを迫られた人間が、そのどちらかの手術を受けるらしいのですが、これが乱雑きわまりないオペです。オペをするならするで、それに相応しい悪魔というものがあるはずですが、リャナンシーの姿ひとつなく、悪魔人間になろうとして失敗したり、医療ミスで死亡する人間の姿がありました。ケンジのやり方は荒削りのシステムを提示したにすぎず、あまりにも行き届かないようです。

アキラは自身も悪魔人間として生きているし、システム自体には当面逆らうつもりはないのだと思いますが、このあまりの行き届かなさ、粗雑さには、アキラの心配りが必要だと思わされます。もし、ミスがなければ? 悪魔カタログを見ながら、きちんとしたマッチングが出来れば? 家畜人間も、労働日や条件がきちんと割り当てられていたらそれほど苦しむことなくそれなりの長さを生きられるのでは? 

これは、ケンジを倒すよりはケンジの配下となって都市を整えて行く方が東京のためにはいいのではないかと思いますが、ケンジは天使を討伐して例の繭を腐らせた張本人ですので、繭の中の姉を失ったアキラには思うところがあるのでしょう。

市ヶ谷のマップを進み、ついにケンジと対面することになりました。もちろんケンジはこの駐屯地の最深部、無限発電炉ヤマトのある部屋にいます。


■ケンジと出会う
というか、ケンジの顔と出会いました。ケンジは明らかに



この悪魔か



この悪魔と合体しています。そこにアクアンズあたりが追加されて「青く透ける巨大な頭部」となっております。この子たちはそれなりに悪魔の生命をもっていそうな雰囲気ですが、ケンジはさらに「ガワっぽさ」が加わった存在です。

一体、この世界でまともな悪魔人間になって、素晴らしい美脚とそれなりの風貌を維持しているのはアキラくらいのものです。せっかく合体するならクーフーリンとかタムリンと合体したい。あと、家畜人間の脳から神経伝達物質を食わなくても、一部に悪魔召喚が出来る人間がいれば契約することによりその者のMAGを食べて生活できるのではないかと思います。

ヤマトのある部屋にはリモコンが落ちていて、ワルターが「落ちてるじゃないの〜(^з^)-☆」と近づこうとしたのですが、それを止めたのがこの「ケンジと呼ばれる頭部」でした。ワルターは野望に目覚めた頃はあんなにセクシーだったのに、あの色気、どこにいってしまったのでしょう。

このケンジ、戦闘狂であると同時に「もう戦いはいやだ」という悲痛な訴えもしてくるという、自己矛盾を抱えた憂鬱な存在でした。最近ボス戦がぬるかったのですが、プライドのないえげつない奇襲、かなりの圧迫攻撃、加えて呪殺系を使ってくるため、久しぶりに全滅して、二回戦いました。といっても戦略を練って臨まなければならないわけではなく、単純に物理反射とか呪殺防御とかがあればそれで大丈夫です。「やっべー、…まあやられる前にやればいいだろ!」という態度でいると死にます。


■ホワイトメンとの最後の会話
ケンジを倒し、ヤマトのリモコンを手に入れると、ワルターがさっそく押そうとします。それをヨナタンがなぜか「お前が押すと縁起が悪いから」と無茶な理由で押しとどめ、結局私の手の中に回ってきました。ピアレイの首のような扱いです。ワルターが押してくれていいのに…。

スイッチを押すと、例の白い地平が広がりました。ワルターの姿も、ヨナタンの姿もありません。そしてあのホワイトメンが私の前に現れたのでした。メンといいますが、イザボーとおぼしき人影もあり、総計4名です。そのうちの一人がイサカルに見えるので、気になってしまいます。

ホワイトメンは語りました。ヤマトとは、我々の作り出した、ブラックホールを作り得る装置であると。そしてこのように語りかけました。

お前は見たはずだ、守ることを選べば神に滅ぼされ、守らぬことを選べば自滅する。
いずれ神の意志に翻弄される宿命の、絶望しかない世界を……


そういう世界だっけ!? と思いましたが、とにかく押しの強そうな、しかも上から目線のホワイトメンには反論することすら出来ません。そして結局彼らが何を求めているのかというと、「いずれにせよ神の意志に翻弄されるという絶望の世界を、その手で終わらせてくれないか」ということなのでした。この世界を根底から無に帰すことによって、我々を救って欲しいと。


そんなこと、イサカルに似た幻影に言われたら是非もありません。君がつらいのなら仕方ない、無に帰そうではないか。それでもこの世界を持続する、という選択の余地もありましたが、そうするにしてはあまりにも荒れ果て、先行きの想像出来ない東京でした。フリンは彼らの希望、というか、正確には亡き友イサカルの幻影が語る希望を受け入れたのでした。


■終わる世界
ヤマトを直接攻撃して破壊すれば、ヤマトは暴走し、それによってブラックホールが出来るのだそうです。まさかです。そういう構造はテロに脆弱すぎます。あり得ないです。「破壊によって発動する」とか、きょうび、ブタさんの貯金箱でもあり得ません。せめてセキュリティが何重にもかかったブラックボックスの中に世界崩壊のボタンをしこんでおくべきなのではないでしょうか。

これ、嘘かもしれない。
半信半疑で攻撃を続けると、ヤマトは本当に破壊されました。
そしてヤマトはどういう作りなのか、ブラックホールを生み始めました。

フリンの目の前に迫る黒い影。とすれば、フリンは世界が壊れる前に無に帰したのでしょう。世界は、東京は、ミカド国は、ブラックホールに呑まれていったのです。

無情に流れる、飾り気のないエンドロール…


神の意志に抗うため、神の作り上げた世界ごと抹消するという、何も残らない結末……。



………さすがにこれじゃない!!!!!!!



メガテンは初めてプレイするけれど、いわゆるLルート・Nルート・Cルートと呼ばれるものがあるらしいにしても、これは違いますね。これはちょっと、あやまちでした。さすがにこれは一周としてカウント出来ないので、ボタンを押す前のセーブに戻って、別の選択をすることにしました。これは「世界の半分をやる」と言われて魔王の提案を呑んだ時のエンドですね。セーブしてあってよかったです。
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モル元
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自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。

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