ドラゴンクエスト7の小説ブログです。
9プレイ日記もあります。
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サンディがせっつかなくなったのを良い事に、
完全に地下の住人となったユリスたち。
完全に地下の住人となったユリスたち。
***英雄グレイナルに出会う***
ナザレ村はかつて村滅亡の危機にさらされたことがあり、それ以来よそ者を嫌っているそうです。
ある時、村の娘が一人の天使を助けました。
それと直接の関係があるのかどうかは分からないのですが、村に魔帝国ガナンの者たちが攻め入ります。帝国だなんて、DQというよりFFっぽいですね。
帝国の連中に「こんな辺鄙な村に来たって差し出すものなんかない」と言ったところ、帝国の連中は「女がいるではないか、そこの女などなかなかの器量ではないか」と。子供向けじゃないですよね。「お姫様をさらう」とか「村の女たちが魔物にさらわれる」くらいなら分かるのですが、もうあからさまに下劣です。その時さらわれそうになったのが、例の、天使を助けた村娘ラテーナ。天使は手負いだったのですが怒りにまかせて帝国の手先どもにいかづちをくれてやります。
そんな経緯があったそうで、どうも行く先々ですれ違った例の陰鬱な女の幽霊が、村娘ラテーナらしいのでした。ナザレの北で、その陰鬱な幽霊、やはりラテーナであった幽霊に再会しました。彼女が今もこの世をさまよっているのは、あの時自分を助けてくれてそのために去って行った天使の彼を追い求めているからだそうです。
このラテーナさん、おのれの悲劇に浸るのはいいのですが、私とは別に知り合いというわけでもないですよね。真面目に酌み交わしたことがあるわけでもないのです。それなのにラテーナはよく分からない話の運びによって、例の如く大変陰鬱な調子で「ナザレにある…大切なものを…探してきて……」だとか何とか言って、なぜかユリスはまたも、お使いする羽目になりました。どうも今回の主人公には奴隷気質があるんじゃないかと思います。こんな幽霊の小娘にまで当然のようにパシリにされるとは。完全に御用聞状態です。
ナザレの村でくびかざりを見つけてラテーナのところに持っていくと、その首飾りこそ「あの人がくれた大切なもの…」だとかで、「渡して頂戴…」とばかり、相変わらず陰鬱な調子で首飾りを要求してきます。ええ、渡しますとも!
ユリスはちょっと旅の目的を見失いかけています。なんだか例の黒い竜をユリスが追いかけて倒すことになっているみたいな、そうでなくてもかつて黒い竜と戦った英雄グレイナルに助けを求めに行くのはユリスだみたいな、何かそんな流れになっています、みたいな。イザヤール師匠のことは心配だけど、同行者サンディが「サボりすぎ」などの発言をしなくなった上にうっかりギャル語を忘れつつある今こそ、私としては色々なクエストをやりたいし、宝の地図に挑みたい。
そんな気持ちが強かったこともあり、またせっつかれるのはうんざりだということもあり、ここから先は割とサクサク進めました。ラテーナに首飾りを持って行ったらナザレ北の洞窟の封印を解いてくれて、中に入れるようになったので、そこで光の弓矢を守っているボスを退治して弓矢を手に入れて、ナザレ西の「竜の門」へ。この時点ですでに数回は宝の地図の洞窟に潜っていた私としては、ストーリー上のボスはつついていれば倒せる、ちょっぴり迫力不足の相手です。
光の弓矢によって、竜の門から西へと光の道を通し、その先は火山地帯、グレイナルをまつる者たちの住むドミールの里を目指します。ドミールも辺境は辺境なのですが、ナザレ村みたいに冷たいことはなくて、旅人のわれわれを歓迎してくれました。黒い竜の話をすると、グレイナルに会いに行ってもいいよ、と村の偉い巫女おばさまが言いました。
何百年も前に黒い竜と戦い、勝利したという英雄グレイナル。
それなのに会えるの?
幽霊か何かなの?
ちょっと不思議に思いながら、溶岩のデロデロ溢れる洞窟をたどります。敵は強いです。おばさまはひとりでこの道をたどることができるわけですね、ユリスたちって、やっぱり弱いんでしょうか…。最近のサンディは、ユリスが箱舟から落下して死ななかったことにホッとして心が優しくなっているのか、すっかりギャル語を忘れて普通に喋ってきます。一度だけ「悪い頭も使わないと」と言って来た時はイラッとしましたが、せかさなくなったのでよかったです! 同じことばかり言うのは変わりませんが「こんな長い旅になるとは思わなかったなあ」と繰り返すのを感慨深いのだろうなあと解釈してスルーしています。この妖精、実は妖精ではないらしいですよ。そんなことをラテーナ相手に言いかけていました。蛾っぽいとは思っていたけど、まさか…。
さて、ドミール火山の最奥まで行くと、いました、グレイナル! 英雄グレイナルは死者などではなく、なんと、年老いた白いドラゴンでした! なるほど、あの黒い竜と戦ったのは竜だったんですね! グレイナルはユリスを見て「帝国の連中と同じ匂いがする!」と言って急に襲いかかってきました! まさかのキャラクター、「とんでもなく人の話を聞かないじいさん」だった!! 待ってくれ!!
話し合おう! とも思ったのですが、雰囲気的に「ぼうぎょ」で相手の冷めるのを待つ感じでもないし、ここは力でねじ伏せるしかないと思って、結果的にグレイナルをメタメタにしました。お手をお借りしに訪ねて行ったはずの旅人とグチャグチャの乱闘になっているのを、かけつけた例の巫女さんが止めてくれました。最初から一緒に来てくれればよかったのに、双方ぐったりです。
巫女さんの登場により、ようやく、過去に自分が倒したはずの黒い竜が、今再び暴れているらしいということを理解したグレイナル。「なるほどわしにもう一度黒い竜と戦えというのか」と、ぜえぜえ言っているくせになかなかの自信家発言。巫女さんはグレイナルの扱いに慣れているのか、「いや、そこまでは」「ただアドバイスが欲しいだけみたいですけども」と、何だか面白い返答。グレイナルはというと、私を帝国の手先なぞと間違えたことを謝るでもなく、「お前が何だろうと、もうどうでもいい」とか「とにかくお前が気に入らない」とか、ものすごく身勝手に投げやりです! それというのも、おもにバトルマスターのシャークアイが「接待戦闘」というものを一切理解しない戦いっぷりで、年長者の彼をズタズタにしたせいだと思います。
巫女さんはグレイナルの意向優先ということで「今すぐにでも去ってくれ」と我々に言うので、何かもうしょうがないので里に戻りました。がんこじいさんには勝てないですよねー。
しかし、里に戻ってみると、帝国が攻めてきていたんですよ!!
帝国の連中は一応人間型かと思ったら手先は完全に魔物でした、そして勢いユリスたちが戦うことになりました。ちょっと待ってほしい。グレイナルに会いに行くために洞窟で溶岩魔物まみれになって死闘して、そのグレイナルと行きがかり上の一方的誤解からやむなく死闘して、そしたら追っ払われて、で、まあ、ここまではまだ分かるんですけど、それで里に戻ってきたら帝国の手先と戦闘ですか! 宿屋を貸せとは言わないが、神父が来い!!
この帝国の手先の魔物が、ボス的な見た目ではないのですがそうは言っても強さが未知数であったため、心身ともに疲労しているユリスたちには案外心理的に手ごわくて大変でした。里はどうも下界と離れているせいで妙に達観しているのと、グレイナルを祭っていることで安心しているのとで、手先をおっぱらってしまうと日常の様子をすぐに取り戻しました。何はなくとも教会に駆け込むと、
神父「外で起きていたもめごとも どうやら収まったようですな。これも神と空の英雄グレイナルのご加護でしょう。さあ、ともに感謝の祈りをささげましょうぞ。」
と、呑気なものです。
神父さま、「もめごと」の時に冒険の書を抱えて外に出てきていてほしかったです。それからあなたのその英雄グレイナルですけども、早とちりで我々に戦闘をしかけてきて今火山でぜえぜえしてます。
しかもこの早とちりのじいさん、
村の男「たとえ飲んだくれていてもドミールの民がグレイナル様を慕う心に変わりはありませんよ。」
…飲んだくれてました。
グレイナルは古い竜の種族の末裔で非常な長寿で、村の人にとってはもう神様みたいなものなんですって。
村の女「グレイナル様に会いに行ったらいきなり襲いかかられたですって? ……まあ、あの方もお年ですからガンコになったり勘違いしたり困ったところもありますわ。でもどうか腹を立てないで許してあげて下さいましね。」
おお…。
翼を失ったとはいえ私も一介の守護天使。
大らかな心で接しますとも。
帝国の手先の魔物は去ったんですが、あの、以前黒い竜の背中に乗っていた気持ち悪い人、名前はゲルニック将軍というのですが、この人が「グレイナルともども、ドミールの里を滅ぼす!」と言い残して行ったんです。こっちも火力ぎりぎりだったし、なにより肝心のグレイナルは私と戦って双方ぐったりしていたので、弱ってる今こそ滅ぼしていけばいいのに、ゲルニック将軍は本気で戦争したい様子。今回は去っていきました。
で、とにかく、グレじいさんのところに、「あんたの村、帝国来てるぞ」と言うことだけは知らせてやろうと思って、ルーラでグレイナルのところに行きました。するとじいさん、
グレイナル「…どうやらわしの伝言は届いておらんようじゃな。ええい間の悪いヤツ! とっととドミールの里に戻ってわが伝言を聞いてくるがよい!」
なにが「間の悪いヤツ!」だ!
ほんとしょうがないじいさんだな!
かくのごとく、ルーフィン以来の愛され系を発揮するグレイナルじいさんに竜の酒の一本でも抱えて行って下手に出たかったのですが、一方で私はクエストなんかをやりたいわけです。
グレ爺さんは、どうも直接思うところを言ってくれるわけではないようで、ドミールの里で伝言とやらを聞いて謹んで再度お邪魔しないと、お話は進みません。そっとサンディの様子をうかがうと、「こんなに長い旅になるとは思わなかったなあ」とうそぶくばかり。まあ楽しんでいるとみなして
よし
いざ
地下へ。
というわけで、
宝の地図を10枚ばかりやりました!
宝の地図と言っても、洞窟の中にお宝がザクザクあるわけではなくて、ラスボスみたいのがいるだけなんですね。うまくするとこいつからいいものが譲ってもらえます。といっても、獲得確率100%なのは地図だけで、たまに「ほのおのつめ」のようなアイテムが手に入り、獲得確率2%くらいのもののうち、今まで手に入れたのは、「むてきのズボン」だけです。
今までに出会った洞窟のボスは三種類。馬と、サルと、スライム将軍です。馬は封印されたことを恨みに思い、恨みを語り、われわれに戦いを挑んできます。スライム将軍は戦の世の中をなつかしみ、乱世よ再び、と戦いを挑んできます。しかしサルにいたっては、「シチチチチギャアアアア」と叫びながら理由なく襲いかかってくるという獰猛極まりないやつでして、こいつが「いてつくはどう」などもかましてくるため、一番手ごわい気がします。戦い甲斐は十分あります。レンジャーを極めれば彼の心が分かるのかどうかは謎です。ちなみにお宝ゲット確実!の盗賊の必殺技は確率2%アイテムの入手には有効ではありませんでした。
この洞窟潜りで、魔法使いと僧侶とバトルマスターと武道家をそれぞれレベル40にしたので、「レベル40になったらおいで」系のクエストにも挑戦しました。バトルマスターは、あの、自分には何のメリットもないクエストを与えておいてクリアして戻ってみたら妙な鎧をくれた、ゲルザーさんです。こいつがまた高飛車ないいやつで、バトルマスターのシャークアイはひそかに友情を感じているような気がします。レベル40になったので嬉々として船を走らせ、「待たせたな、ゲルザー!」と会いに行ったら
お前が猛毒にかかった状態で
「捨て身」を使ってから
「もろば斬り」で グリーンドラゴンにとどめをさしてみろ!
出来るか?
じゃあ、3匹だぜ、3匹!!
と、「おれが考えたスゲー難しい戦い方」みたいな提案をしてきたので、かわいいやら、おかしいやらです。シャークアイは斧スキルの頂点を極めることに熱心であったため、「もろば斬り」といった、いかにも自分にも被害がありそうな危なっかしい技には関心がなく、スキルを割り振っていませんでした。そのため、このクエストは大分先になりそうです。
その前にクリアできたのが、僧侶レベル40のクエスト。
これもまたえげつないです。
瀕死(HPが黄色ではなくオレンジになるまで弱った状態)の仲間を、
魔法「べホイム」で回復させろ。
なんと、20回も。
というもの。
慈愛の心を見るそうなのですが、瀕死になるまで仲間を放置すれば、当然うっかり死に至ることは免れないわけで、そのうえ僧侶アルスは仲間が瀕死になるのをワクワクしながら待っているわけですね。すごく後ろめたいです。
「べホイム」を使うとほぼ完全回復するので、その状態からまた「瀕死」になるまで放置して助ける…というのは実際なかなか大変で、全滅も心配だったので、時々お金を預けにいったりしました。この片手間に、
ゴーレムを会心の一撃で倒す
という、武道家レベル40に与えられるクエストもこなしていきます。一方でレベル40になった武道家ボロンゴは盗賊に転職し、盗賊としてのレベル上げをはかります。モル元はこういうやり込みが好きです。
さすがに普通に戦って20回の瀕死を実現するのはつらくなってきたので、残り数回は、「ドミールの溶岩に仲間を浸して瀕死まで弱らせたところで陸に揚げ、餌食となる敵を捕まえて、そこで戦闘中べホイムを実現」という、ちょっと悪い方法をとりました。見事20回をこなしてクエストをくれた人のところに戻ると、アルスの慈愛の心を大変ほめられましたが、むしろ「弱らせては死ぬ前に回復させ、再び弱らせる」という拷問的なことをしていたので、後ろめたかったです。クエストの結果、「仲間の悪い効果をすべて祓う」という秘伝書を貰いました。皆、よく耐えてくれた!
***今日のロクサーヌさん***
ロクサーヌ「友達とプレイデータを共有できるサービス星空の仲間たちを ご利用になれますよ。くわしくは 公式ホームページまで。のチェ」
……のチェ?
この美しい人がプライベートでは大変冷淡であることは知っていましたが、まさか舌打ちまでされるとは思いませんでした。
ナザレ村はかつて村滅亡の危機にさらされたことがあり、それ以来よそ者を嫌っているそうです。
ある時、村の娘が一人の天使を助けました。
それと直接の関係があるのかどうかは分からないのですが、村に魔帝国ガナンの者たちが攻め入ります。帝国だなんて、DQというよりFFっぽいですね。
帝国の連中に「こんな辺鄙な村に来たって差し出すものなんかない」と言ったところ、帝国の連中は「女がいるではないか、そこの女などなかなかの器量ではないか」と。子供向けじゃないですよね。「お姫様をさらう」とか「村の女たちが魔物にさらわれる」くらいなら分かるのですが、もうあからさまに下劣です。その時さらわれそうになったのが、例の、天使を助けた村娘ラテーナ。天使は手負いだったのですが怒りにまかせて帝国の手先どもにいかづちをくれてやります。
そんな経緯があったそうで、どうも行く先々ですれ違った例の陰鬱な女の幽霊が、村娘ラテーナらしいのでした。ナザレの北で、その陰鬱な幽霊、やはりラテーナであった幽霊に再会しました。彼女が今もこの世をさまよっているのは、あの時自分を助けてくれてそのために去って行った天使の彼を追い求めているからだそうです。
このラテーナさん、おのれの悲劇に浸るのはいいのですが、私とは別に知り合いというわけでもないですよね。真面目に酌み交わしたことがあるわけでもないのです。それなのにラテーナはよく分からない話の運びによって、例の如く大変陰鬱な調子で「ナザレにある…大切なものを…探してきて……」だとか何とか言って、なぜかユリスはまたも、お使いする羽目になりました。どうも今回の主人公には奴隷気質があるんじゃないかと思います。こんな幽霊の小娘にまで当然のようにパシリにされるとは。完全に御用聞状態です。
ナザレの村でくびかざりを見つけてラテーナのところに持っていくと、その首飾りこそ「あの人がくれた大切なもの…」だとかで、「渡して頂戴…」とばかり、相変わらず陰鬱な調子で首飾りを要求してきます。ええ、渡しますとも!
ユリスはちょっと旅の目的を見失いかけています。なんだか例の黒い竜をユリスが追いかけて倒すことになっているみたいな、そうでなくてもかつて黒い竜と戦った英雄グレイナルに助けを求めに行くのはユリスだみたいな、何かそんな流れになっています、みたいな。イザヤール師匠のことは心配だけど、同行者サンディが「サボりすぎ」などの発言をしなくなった上にうっかりギャル語を忘れつつある今こそ、私としては色々なクエストをやりたいし、宝の地図に挑みたい。
そんな気持ちが強かったこともあり、またせっつかれるのはうんざりだということもあり、ここから先は割とサクサク進めました。ラテーナに首飾りを持って行ったらナザレ北の洞窟の封印を解いてくれて、中に入れるようになったので、そこで光の弓矢を守っているボスを退治して弓矢を手に入れて、ナザレ西の「竜の門」へ。この時点ですでに数回は宝の地図の洞窟に潜っていた私としては、ストーリー上のボスはつついていれば倒せる、ちょっぴり迫力不足の相手です。
光の弓矢によって、竜の門から西へと光の道を通し、その先は火山地帯、グレイナルをまつる者たちの住むドミールの里を目指します。ドミールも辺境は辺境なのですが、ナザレ村みたいに冷たいことはなくて、旅人のわれわれを歓迎してくれました。黒い竜の話をすると、グレイナルに会いに行ってもいいよ、と村の偉い巫女おばさまが言いました。
何百年も前に黒い竜と戦い、勝利したという英雄グレイナル。
それなのに会えるの?
幽霊か何かなの?
ちょっと不思議に思いながら、溶岩のデロデロ溢れる洞窟をたどります。敵は強いです。おばさまはひとりでこの道をたどることができるわけですね、ユリスたちって、やっぱり弱いんでしょうか…。最近のサンディは、ユリスが箱舟から落下して死ななかったことにホッとして心が優しくなっているのか、すっかりギャル語を忘れて普通に喋ってきます。一度だけ「悪い頭も使わないと」と言って来た時はイラッとしましたが、せかさなくなったのでよかったです! 同じことばかり言うのは変わりませんが「こんな長い旅になるとは思わなかったなあ」と繰り返すのを感慨深いのだろうなあと解釈してスルーしています。この妖精、実は妖精ではないらしいですよ。そんなことをラテーナ相手に言いかけていました。蛾っぽいとは思っていたけど、まさか…。
さて、ドミール火山の最奥まで行くと、いました、グレイナル! 英雄グレイナルは死者などではなく、なんと、年老いた白いドラゴンでした! なるほど、あの黒い竜と戦ったのは竜だったんですね! グレイナルはユリスを見て「帝国の連中と同じ匂いがする!」と言って急に襲いかかってきました! まさかのキャラクター、「とんでもなく人の話を聞かないじいさん」だった!! 待ってくれ!!
話し合おう! とも思ったのですが、雰囲気的に「ぼうぎょ」で相手の冷めるのを待つ感じでもないし、ここは力でねじ伏せるしかないと思って、結果的にグレイナルをメタメタにしました。お手をお借りしに訪ねて行ったはずの旅人とグチャグチャの乱闘になっているのを、かけつけた例の巫女さんが止めてくれました。最初から一緒に来てくれればよかったのに、双方ぐったりです。
巫女さんの登場により、ようやく、過去に自分が倒したはずの黒い竜が、今再び暴れているらしいということを理解したグレイナル。「なるほどわしにもう一度黒い竜と戦えというのか」と、ぜえぜえ言っているくせになかなかの自信家発言。巫女さんはグレイナルの扱いに慣れているのか、「いや、そこまでは」「ただアドバイスが欲しいだけみたいですけども」と、何だか面白い返答。グレイナルはというと、私を帝国の手先なぞと間違えたことを謝るでもなく、「お前が何だろうと、もうどうでもいい」とか「とにかくお前が気に入らない」とか、ものすごく身勝手に投げやりです! それというのも、おもにバトルマスターのシャークアイが「接待戦闘」というものを一切理解しない戦いっぷりで、年長者の彼をズタズタにしたせいだと思います。
巫女さんはグレイナルの意向優先ということで「今すぐにでも去ってくれ」と我々に言うので、何かもうしょうがないので里に戻りました。がんこじいさんには勝てないですよねー。
しかし、里に戻ってみると、帝国が攻めてきていたんですよ!!
帝国の連中は一応人間型かと思ったら手先は完全に魔物でした、そして勢いユリスたちが戦うことになりました。ちょっと待ってほしい。グレイナルに会いに行くために洞窟で溶岩魔物まみれになって死闘して、そのグレイナルと行きがかり上の一方的誤解からやむなく死闘して、そしたら追っ払われて、で、まあ、ここまではまだ分かるんですけど、それで里に戻ってきたら帝国の手先と戦闘ですか! 宿屋を貸せとは言わないが、神父が来い!!
この帝国の手先の魔物が、ボス的な見た目ではないのですがそうは言っても強さが未知数であったため、心身ともに疲労しているユリスたちには案外心理的に手ごわくて大変でした。里はどうも下界と離れているせいで妙に達観しているのと、グレイナルを祭っていることで安心しているのとで、手先をおっぱらってしまうと日常の様子をすぐに取り戻しました。何はなくとも教会に駆け込むと、
神父「外で起きていたもめごとも どうやら収まったようですな。これも神と空の英雄グレイナルのご加護でしょう。さあ、ともに感謝の祈りをささげましょうぞ。」
と、呑気なものです。
神父さま、「もめごと」の時に冒険の書を抱えて外に出てきていてほしかったです。それからあなたのその英雄グレイナルですけども、早とちりで我々に戦闘をしかけてきて今火山でぜえぜえしてます。
しかもこの早とちりのじいさん、
村の男「たとえ飲んだくれていてもドミールの民がグレイナル様を慕う心に変わりはありませんよ。」
…飲んだくれてました。
グレイナルは古い竜の種族の末裔で非常な長寿で、村の人にとってはもう神様みたいなものなんですって。
村の女「グレイナル様に会いに行ったらいきなり襲いかかられたですって? ……まあ、あの方もお年ですからガンコになったり勘違いしたり困ったところもありますわ。でもどうか腹を立てないで許してあげて下さいましね。」
おお…。
翼を失ったとはいえ私も一介の守護天使。
大らかな心で接しますとも。
帝国の手先の魔物は去ったんですが、あの、以前黒い竜の背中に乗っていた気持ち悪い人、名前はゲルニック将軍というのですが、この人が「グレイナルともども、ドミールの里を滅ぼす!」と言い残して行ったんです。こっちも火力ぎりぎりだったし、なにより肝心のグレイナルは私と戦って双方ぐったりしていたので、弱ってる今こそ滅ぼしていけばいいのに、ゲルニック将軍は本気で戦争したい様子。今回は去っていきました。
で、とにかく、グレじいさんのところに、「あんたの村、帝国来てるぞ」と言うことだけは知らせてやろうと思って、ルーラでグレイナルのところに行きました。するとじいさん、
グレイナル「…どうやらわしの伝言は届いておらんようじゃな。ええい間の悪いヤツ! とっととドミールの里に戻ってわが伝言を聞いてくるがよい!」
なにが「間の悪いヤツ!」だ!
ほんとしょうがないじいさんだな!
かくのごとく、ルーフィン以来の愛され系を発揮するグレイナルじいさんに竜の酒の一本でも抱えて行って下手に出たかったのですが、一方で私はクエストなんかをやりたいわけです。
グレ爺さんは、どうも直接思うところを言ってくれるわけではないようで、ドミールの里で伝言とやらを聞いて謹んで再度お邪魔しないと、お話は進みません。そっとサンディの様子をうかがうと、「こんなに長い旅になるとは思わなかったなあ」とうそぶくばかり。まあ楽しんでいるとみなして
よし
いざ
地下へ。
というわけで、
宝の地図を10枚ばかりやりました!
宝の地図と言っても、洞窟の中にお宝がザクザクあるわけではなくて、ラスボスみたいのがいるだけなんですね。うまくするとこいつからいいものが譲ってもらえます。といっても、獲得確率100%なのは地図だけで、たまに「ほのおのつめ」のようなアイテムが手に入り、獲得確率2%くらいのもののうち、今まで手に入れたのは、「むてきのズボン」だけです。
今までに出会った洞窟のボスは三種類。馬と、サルと、スライム将軍です。馬は封印されたことを恨みに思い、恨みを語り、われわれに戦いを挑んできます。スライム将軍は戦の世の中をなつかしみ、乱世よ再び、と戦いを挑んできます。しかしサルにいたっては、「シチチチチギャアアアア」と叫びながら理由なく襲いかかってくるという獰猛極まりないやつでして、こいつが「いてつくはどう」などもかましてくるため、一番手ごわい気がします。戦い甲斐は十分あります。レンジャーを極めれば彼の心が分かるのかどうかは謎です。ちなみにお宝ゲット確実!の盗賊の必殺技は確率2%アイテムの入手には有効ではありませんでした。
この洞窟潜りで、魔法使いと僧侶とバトルマスターと武道家をそれぞれレベル40にしたので、「レベル40になったらおいで」系のクエストにも挑戦しました。バトルマスターは、あの、自分には何のメリットもないクエストを与えておいてクリアして戻ってみたら妙な鎧をくれた、ゲルザーさんです。こいつがまた高飛車ないいやつで、バトルマスターのシャークアイはひそかに友情を感じているような気がします。レベル40になったので嬉々として船を走らせ、「待たせたな、ゲルザー!」と会いに行ったら
お前が猛毒にかかった状態で
「捨て身」を使ってから
「もろば斬り」で グリーンドラゴンにとどめをさしてみろ!
出来るか?
じゃあ、3匹だぜ、3匹!!
と、「おれが考えたスゲー難しい戦い方」みたいな提案をしてきたので、かわいいやら、おかしいやらです。シャークアイは斧スキルの頂点を極めることに熱心であったため、「もろば斬り」といった、いかにも自分にも被害がありそうな危なっかしい技には関心がなく、スキルを割り振っていませんでした。そのため、このクエストは大分先になりそうです。
その前にクリアできたのが、僧侶レベル40のクエスト。
これもまたえげつないです。
瀕死(HPが黄色ではなくオレンジになるまで弱った状態)の仲間を、
魔法「べホイム」で回復させろ。
なんと、20回も。
というもの。
慈愛の心を見るそうなのですが、瀕死になるまで仲間を放置すれば、当然うっかり死に至ることは免れないわけで、そのうえ僧侶アルスは仲間が瀕死になるのをワクワクしながら待っているわけですね。すごく後ろめたいです。
「べホイム」を使うとほぼ完全回復するので、その状態からまた「瀕死」になるまで放置して助ける…というのは実際なかなか大変で、全滅も心配だったので、時々お金を預けにいったりしました。この片手間に、
ゴーレムを会心の一撃で倒す
という、武道家レベル40に与えられるクエストもこなしていきます。一方でレベル40になった武道家ボロンゴは盗賊に転職し、盗賊としてのレベル上げをはかります。モル元はこういうやり込みが好きです。
さすがに普通に戦って20回の瀕死を実現するのはつらくなってきたので、残り数回は、「ドミールの溶岩に仲間を浸して瀕死まで弱らせたところで陸に揚げ、餌食となる敵を捕まえて、そこで戦闘中べホイムを実現」という、ちょっと悪い方法をとりました。見事20回をこなしてクエストをくれた人のところに戻ると、アルスの慈愛の心を大変ほめられましたが、むしろ「弱らせては死ぬ前に回復させ、再び弱らせる」という拷問的なことをしていたので、後ろめたかったです。クエストの結果、「仲間の悪い効果をすべて祓う」という秘伝書を貰いました。皆、よく耐えてくれた!
***今日のロクサーヌさん***
ロクサーヌ「友達とプレイデータを共有できるサービス星空の仲間たちを ご利用になれますよ。くわしくは 公式ホームページまで。のチェ」
……のチェ?
この美しい人がプライベートでは大変冷淡であることは知っていましたが、まさか舌打ちまでされるとは思いませんでした。
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プロフィール
HN:
モル元
性別:
女性
自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。
9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!
シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。
シャークアイ、かっこいいよね!
9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!
シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。
シャークアイ、かっこいいよね!
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