ドラゴンクエスト7の小説ブログです。
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あらすじ
ユリコに会いにいったらワルターが大変なことになった
あんまりびっくりしたからセーブとってある
ユリコに会いにいったらワルターが大変なことになった
あんまりびっくりしたからセーブとってある
■入団試験
ガイア教団から「ろうそくの火を消さずに本堂にたどり着け」という試練を与えられ、ワープ扉が仕組まれた廊下に放り出されました。ろうそくは不可避の戦闘においてターンごとに消耗していきますが、ランダムエンカウントはありませんので私の2大・大好きな技「メガトンプレス」と「ジャベリンレイン」を繰り返していれば、だいたい1ターンで始末できます。方向音痴の私ですが「3Dっぽさ」が苦手なのであって、「道幅の決まった直線の廊下、直角の曲がり角で地図が表示される」以上、ワープゾーンくらい、まったく平気です。メモとか取らなくても全あたりで綺麗にクリアできます。でも生きるのに必要なのは3Dマップへの理解力です。
■哲学の回廊
本堂につくと「どうせユリコを殺しに来たんだろう」ともうバレバレで、床に穴があき、哲学の回廊と呼ばれる場所に放り出されます。その先にユリコがいるそうです。哲学の回廊は例の、質問攻めに遭う場所です。
(質問1)あなたは国家の指導者です。マスゲームをします。が、一人背の高い人がいます。マスゲームを美しく成功させるため、背の高い人を排除しますか? それとも背が高いのは個性の1つとして認め、その者をそのまま使いますか?
私的なイベントなら美観重視なので排除なのですが、国家の支配者サイドから国民を扱う問題として出されましたので、人心統一に効果の高いマスゲームにおいて、私の国家は背の高い人も認めます、だからお前も国民として愛され、そして国に尽くしなさいという気持ちも込めて「個性として認める」を選択しました。立場によりますね。
(質問2)お前は何千年もの間同じ暮らしを続けてきたある村の村長。ある日革新的な技術を持つ者が村を訪れる。技術は村人に素晴らしい暮らしを与えるがそれまで続けてきた暮らしを失わせる。お前ならばどうする?
村のそれまでの暮らしを守るため来訪者を排除するか、村のために技術を取り入れるべく来訪者を受け入れるか?
ヨナタン「…技術は確かに魅力的だ …けど、ずっと続いた村の安定を壊して民を混乱させるのはよくないと思う…」
お前ならそう言うと思っていたということをわざわざ言うヨナタンが可愛いです。
ワルター「おいおいヨナタン よく考えろよ 村での暮らしがよくなるんだぜ? リスクを覚悟しなきゃ発展なんてありえねぇぜ」
一方のワルターは、ヨナタンを「よく考えていない子」扱いです。「村」と呼ばれるサイズの集落なら、旅人の血は絶対に欲しい。それに変革はいつか訪れるので、私が伝統を守ったところで後の代の村長が破壊的にパッパラパーな変革を受け入れないとも限らない。それならば、私が村長であるうちに「素晴らしい」と分かっている変革を受け入れた方がまし。ということでワルターについていきました。
(質問3)ここに意識を失ったまま目を覚まさない 貴方にとって唯一の大切な人がいます その人は二度と目を覚ます見込みがなくどんな方法を尽くしても効果がない…貴方ならどうしますか?
一生をかけてその人の世話をし、延命を続けるか。世話の一切をやめ、自然のままの最期を迎えさせるか。
ワルター「死なせてやった方が…とも思うが 大切な人なんだろう…? …ダメだ オレには決められねえ」
ヨナタン「珍しく同意見だな ワルター 僕も答えを選べないよ…」
延命一択だ!! 「死なせてやった方が」って、ワルターよ、意識を失っているだけで、痛みや苦しみがあるとは言ってないんだぞ!! 見込みがないったって、今後どうなるか分からないだろ!! 一生をかけてって言っても私もいつ死ぬか分からないし、その間くらい可能性に賭けます。
というわけでユリコのもとへ。
■と思ったら黒きサムライがそこに!
つまり、ユリコとは黒きサムライだったのです。何だと!?
修道院のギャビーからは黒きサムライの討伐を依頼され、阿修羅会のタヤマからはユリコ暗殺を強要され、二人の人間を殺さなければならない罪悪感を抱えていた我々ですが、これが一人の人間ということになると、とにかくこいつ一人を何とかすればいいということになります。多少はましになったのか…!? と思ったら、さらに、な、なんということでしょう!! 黒きサムライはその姿を変え、悪魔になったのです!!!!! 彼女は「リリス」と名乗りました。これにはヨナタンも「悪魔ってことならもはや何の問題もない」と言い出しそう。というか、悪魔ということなら、討伐するのに何の問題もないのか?
案の定ヨナタンは黒きサムライという存在の謎もタヤマの思惑もさておいて、とにかく彼女がミカド国に対して行った秩序の破壊行動だけを考え、「わが国の民を悪魔へと貶めた仇め! その首今すぐ討ち取ってくれるッ!!」と絶叫します。殺す気満々です。リリスは、民を悪魔に変えたのは自分ではなく、彼ら自身の欲望がそうしたのだと言います。リリスは、「憎むべきは悪魔ではない」と言いますが、ヨナタンは相変わらず一本調子です。悪魔と人間はそれでは同じものなのか?という疑念を持ってリリスと会話をしようとするイザボーにも、「そんな戯言に耳を貸すな イザボーッ」と叫びます。この人は本当に人の話を聞きませんね。リリスは「聞きなさい」と私が思っていたことを言って、我々に、民が悪魔に変じた理由を問いかけます。なぜ、彼らが悪魔になったのか。それは知恵をつけ、ラグジュアリーズに対して反感を抱いたからでした。リリスは言います、
「屁理屈じみたルールで無知な者たちを自らの都合で利用する…それこそが人間が憎むべき真の『悪』なのよ」
これに突然食いついたのがワルターです。「屁理屈じみたルール…」そう、我らがミカド国を支配する階層ルール。カジュアリティーズとして生まれた我々が、その労役を神が定めたものとして受け入れ、それ以外には選択肢はないという、あのルールです。理屈ではないルールです。リリスは「人間の世界をあるべき姿に戻すだけ」と言います。「傲慢な支配者の都合などに縛られず 強い者が望むだけ変えられる世界」へと。
ヨナタンは我慢ならないのでしょう、「貴様と語り合う言葉などないッ 今度こそ仕留めてやる」と憤ります。ヨナタンにとっては、この手の話は「耳が痛い」というのとは全然違います。心から、それらはすべて必要な、神の与えた、国家が守るべき秩序であると信じているので、それを否定することは許しがたい愚かな侮辱だし、すべては悪魔のそそのかしであって、人間が考えるはずのないことなのです。
ワルターは「待ってくれヨナタン」と友人をとめ、「それはカジュアリティーズの者でも強ければ自由に振舞えるのか?」と、問題の核心に迫ります。このあたりは台詞を取るためにセーブを開いているので落ち着いて聞いていられますが、最初に見た時は心底ハラハラしました。今まで、パン屋の話もめんどくさいというふうな態度を取っていたワルター。ワルターにとってはその出自は「仕方がないが受け入れているもの」であって、ナバールに出自を侮辱されたら怒りますが、それもかなり表面的な諍いでした。身分そのもの、制度自体は、受け入れていて、そこに先入観や差別の生じることだけを嫌がっていました。そういう彼が、こうして急に下克上の野心を覚醒させたことの、迫力、緊迫感、自らを戒める既存の制度やルールを侵し、覆そうとする反骨精神や野心は、これはもう力をもって犯し、相手を屈服させようという好戦的な雄の野獣じみた気配と大差ないわけで、一触即発のただならぬ色気を発しています。ただし個人的な感想ですので皆さんと同じゲームをやりました。突如覚醒し不穏な言葉を口にするワルターに対して、ヨナタンは「ワルター 耳を貸すなと言ったッ 僕らは彼奴を討つためにここにいる…ッ」 ヨナタンの魅力はイザボーの疑念にせよワルターの関心にせよ、それが本人からわき起こる疑念であり興味であることが全く理解出来ず、すべて「悪しき悪魔のみせる幻惑に友(あるいは民)が惑わされている」としか理解出来ないところです。したがって彼の心にはワルターに対する憤りや対立心は生じず、ひたすら「惑わされている友を助けるため悪魔を早急に討ち取りたい」という気持ちになるのです。このすれ違いがすごいです。
ヨナタンはついにリリスに斬り掛かります。しかし、その剣を自らの剣で受け止めたのはワルターでした!! やばい! 神よ! やばい!!
今までお固いヨナタンと、「しょうがねえな」という感じで傍観気味でいたワルターとは、深入りしないで命運をともにするという友情の育み方をしてきたというのに、何と言うことでしょう!! 信念が強く話を聞かないヨナタンもすごいけれど、こんなとき一瞬で同胞との衝突を選択出来るワルターもすごい気迫です。
リリスは、人間には役目がある、タヤマが六本木ヒルズの地下に隠しているものを見れば真の悪が分かるだろうと言います。ワルターは「オレが戻るまでユリコを殺るのは待っててくれ」と言って、姿を消しました。ワルターは同じカジュアリティーズ出身なのに、私に「一緒に行こう」と言いませんでした。自分がパーティから離脱するのであって、イザボーと、ヨナタンと、私を残して単身去ることを当然とし、私には、どちらにつくのかを選ばせないのです。私はワルターと行きたかったのに… ただ、ヨナタンは自分自身が納得出来る理由があるときの選択は常に正しいから周囲の事後の賛同を得てしかるべきであり、賛同を得られない場合は相手が間違っていると思うタイプなので、ヨナタンを放置しておくと、ここでリリスを殺害する危険もあり、監視の必要はあるかもしれません。ワルターは
この18年間考えようともしなかったことがある
世界を変えることだ
と言いました。ワルターもまだ18なのですね。彼は今まで階級に完全に浸かって「難しいことはラグジュアリーズが何とかしてくれる」と思考放棄することもなければ、上流階級に対する恨みという、卑屈で惨めな感情を抱くこともなかった。サムライとなった彼は、ちょっとした不良ポジション、ワイルドな雰囲気で、能力も高いしやがては実力者として、ミカド城で生きて行けないこともなかった。そうなれば亡き私の友がかつて願ったような「サムライとなってラグジュアリーズの快適な生活を手に入れること」、そういう個人的な立身出世が出来たのでしょう。そうなっていればヨナタンとも、たとえば「あの二人は階級違いだけど仲がよく、二人とも実力が高く、よく働く」という頼れるサムライとして、尊敬を集める友人同士になっていたでしょう。しかし時代はそれを許さず、彼を変革者の道へと駆り立てたのです。ワルターよ、お前、六本木の地下にどうやっていくのか知らないだろうに。
ガイア教団から「ろうそくの火を消さずに本堂にたどり着け」という試練を与えられ、ワープ扉が仕組まれた廊下に放り出されました。ろうそくは不可避の戦闘においてターンごとに消耗していきますが、ランダムエンカウントはありませんので私の2大・大好きな技「メガトンプレス」と「ジャベリンレイン」を繰り返していれば、だいたい1ターンで始末できます。方向音痴の私ですが「3Dっぽさ」が苦手なのであって、「道幅の決まった直線の廊下、直角の曲がり角で地図が表示される」以上、ワープゾーンくらい、まったく平気です。メモとか取らなくても全あたりで綺麗にクリアできます。でも生きるのに必要なのは3Dマップへの理解力です。
■哲学の回廊
本堂につくと「どうせユリコを殺しに来たんだろう」ともうバレバレで、床に穴があき、哲学の回廊と呼ばれる場所に放り出されます。その先にユリコがいるそうです。哲学の回廊は例の、質問攻めに遭う場所です。
(質問1)あなたは国家の指導者です。マスゲームをします。が、一人背の高い人がいます。マスゲームを美しく成功させるため、背の高い人を排除しますか? それとも背が高いのは個性の1つとして認め、その者をそのまま使いますか?
私的なイベントなら美観重視なので排除なのですが、国家の支配者サイドから国民を扱う問題として出されましたので、人心統一に効果の高いマスゲームにおいて、私の国家は背の高い人も認めます、だからお前も国民として愛され、そして国に尽くしなさいという気持ちも込めて「個性として認める」を選択しました。立場によりますね。
(質問2)お前は何千年もの間同じ暮らしを続けてきたある村の村長。ある日革新的な技術を持つ者が村を訪れる。技術は村人に素晴らしい暮らしを与えるがそれまで続けてきた暮らしを失わせる。お前ならばどうする?
村のそれまでの暮らしを守るため来訪者を排除するか、村のために技術を取り入れるべく来訪者を受け入れるか?
ヨナタン「…技術は確かに魅力的だ …けど、ずっと続いた村の安定を壊して民を混乱させるのはよくないと思う…」
お前ならそう言うと思っていたということをわざわざ言うヨナタンが可愛いです。
ワルター「おいおいヨナタン よく考えろよ 村での暮らしがよくなるんだぜ? リスクを覚悟しなきゃ発展なんてありえねぇぜ」
一方のワルターは、ヨナタンを「よく考えていない子」扱いです。「村」と呼ばれるサイズの集落なら、旅人の血は絶対に欲しい。それに変革はいつか訪れるので、私が伝統を守ったところで後の代の村長が破壊的にパッパラパーな変革を受け入れないとも限らない。それならば、私が村長であるうちに「素晴らしい」と分かっている変革を受け入れた方がまし。ということでワルターについていきました。
(質問3)ここに意識を失ったまま目を覚まさない 貴方にとって唯一の大切な人がいます その人は二度と目を覚ます見込みがなくどんな方法を尽くしても効果がない…貴方ならどうしますか?
一生をかけてその人の世話をし、延命を続けるか。世話の一切をやめ、自然のままの最期を迎えさせるか。
ワルター「死なせてやった方が…とも思うが 大切な人なんだろう…? …ダメだ オレには決められねえ」
ヨナタン「珍しく同意見だな ワルター 僕も答えを選べないよ…」
延命一択だ!! 「死なせてやった方が」って、ワルターよ、意識を失っているだけで、痛みや苦しみがあるとは言ってないんだぞ!! 見込みがないったって、今後どうなるか分からないだろ!! 一生をかけてって言っても私もいつ死ぬか分からないし、その間くらい可能性に賭けます。
というわけでユリコのもとへ。
■と思ったら黒きサムライがそこに!
つまり、ユリコとは黒きサムライだったのです。何だと!?
修道院のギャビーからは黒きサムライの討伐を依頼され、阿修羅会のタヤマからはユリコ暗殺を強要され、二人の人間を殺さなければならない罪悪感を抱えていた我々ですが、これが一人の人間ということになると、とにかくこいつ一人を何とかすればいいということになります。多少はましになったのか…!? と思ったら、さらに、な、なんということでしょう!! 黒きサムライはその姿を変え、悪魔になったのです!!!!! 彼女は「リリス」と名乗りました。これにはヨナタンも「悪魔ってことならもはや何の問題もない」と言い出しそう。というか、悪魔ということなら、討伐するのに何の問題もないのか?
案の定ヨナタンは黒きサムライという存在の謎もタヤマの思惑もさておいて、とにかく彼女がミカド国に対して行った秩序の破壊行動だけを考え、「わが国の民を悪魔へと貶めた仇め! その首今すぐ討ち取ってくれるッ!!」と絶叫します。殺す気満々です。リリスは、民を悪魔に変えたのは自分ではなく、彼ら自身の欲望がそうしたのだと言います。リリスは、「憎むべきは悪魔ではない」と言いますが、ヨナタンは相変わらず一本調子です。悪魔と人間はそれでは同じものなのか?という疑念を持ってリリスと会話をしようとするイザボーにも、「そんな戯言に耳を貸すな イザボーッ」と叫びます。この人は本当に人の話を聞きませんね。リリスは「聞きなさい」と私が思っていたことを言って、我々に、民が悪魔に変じた理由を問いかけます。なぜ、彼らが悪魔になったのか。それは知恵をつけ、ラグジュアリーズに対して反感を抱いたからでした。リリスは言います、
「屁理屈じみたルールで無知な者たちを自らの都合で利用する…それこそが人間が憎むべき真の『悪』なのよ」
これに突然食いついたのがワルターです。「屁理屈じみたルール…」そう、我らがミカド国を支配する階層ルール。カジュアリティーズとして生まれた我々が、その労役を神が定めたものとして受け入れ、それ以外には選択肢はないという、あのルールです。理屈ではないルールです。リリスは「人間の世界をあるべき姿に戻すだけ」と言います。「傲慢な支配者の都合などに縛られず 強い者が望むだけ変えられる世界」へと。
ヨナタンは我慢ならないのでしょう、「貴様と語り合う言葉などないッ 今度こそ仕留めてやる」と憤ります。ヨナタンにとっては、この手の話は「耳が痛い」というのとは全然違います。心から、それらはすべて必要な、神の与えた、国家が守るべき秩序であると信じているので、それを否定することは許しがたい愚かな侮辱だし、すべては悪魔のそそのかしであって、人間が考えるはずのないことなのです。
ワルターは「待ってくれヨナタン」と友人をとめ、「それはカジュアリティーズの者でも強ければ自由に振舞えるのか?」と、問題の核心に迫ります。このあたりは台詞を取るためにセーブを開いているので落ち着いて聞いていられますが、最初に見た時は心底ハラハラしました。今まで、パン屋の話もめんどくさいというふうな態度を取っていたワルター。ワルターにとってはその出自は「仕方がないが受け入れているもの」であって、ナバールに出自を侮辱されたら怒りますが、それもかなり表面的な諍いでした。身分そのもの、制度自体は、受け入れていて、そこに先入観や差別の生じることだけを嫌がっていました。そういう彼が、こうして急に下克上の野心を覚醒させたことの、迫力、緊迫感、自らを戒める既存の制度やルールを侵し、覆そうとする反骨精神や野心は、これはもう力をもって犯し、相手を屈服させようという好戦的な雄の野獣じみた気配と大差ないわけで、一触即発のただならぬ色気を発しています。ただし個人的な感想ですので皆さんと同じゲームをやりました。突如覚醒し不穏な言葉を口にするワルターに対して、ヨナタンは「ワルター 耳を貸すなと言ったッ 僕らは彼奴を討つためにここにいる…ッ」 ヨナタンの魅力はイザボーの疑念にせよワルターの関心にせよ、それが本人からわき起こる疑念であり興味であることが全く理解出来ず、すべて「悪しき悪魔のみせる幻惑に友(あるいは民)が惑わされている」としか理解出来ないところです。したがって彼の心にはワルターに対する憤りや対立心は生じず、ひたすら「惑わされている友を助けるため悪魔を早急に討ち取りたい」という気持ちになるのです。このすれ違いがすごいです。
ヨナタンはついにリリスに斬り掛かります。しかし、その剣を自らの剣で受け止めたのはワルターでした!! やばい! 神よ! やばい!!
今までお固いヨナタンと、「しょうがねえな」という感じで傍観気味でいたワルターとは、深入りしないで命運をともにするという友情の育み方をしてきたというのに、何と言うことでしょう!! 信念が強く話を聞かないヨナタンもすごいけれど、こんなとき一瞬で同胞との衝突を選択出来るワルターもすごい気迫です。
リリスは、人間には役目がある、タヤマが六本木ヒルズの地下に隠しているものを見れば真の悪が分かるだろうと言います。ワルターは「オレが戻るまでユリコを殺るのは待っててくれ」と言って、姿を消しました。ワルターは同じカジュアリティーズ出身なのに、私に「一緒に行こう」と言いませんでした。自分がパーティから離脱するのであって、イザボーと、ヨナタンと、私を残して単身去ることを当然とし、私には、どちらにつくのかを選ばせないのです。私はワルターと行きたかったのに… ただ、ヨナタンは自分自身が納得出来る理由があるときの選択は常に正しいから周囲の事後の賛同を得てしかるべきであり、賛同を得られない場合は相手が間違っていると思うタイプなので、ヨナタンを放置しておくと、ここでリリスを殺害する危険もあり、監視の必要はあるかもしれません。ワルターは
この18年間考えようともしなかったことがある
世界を変えることだ
と言いました。ワルターもまだ18なのですね。彼は今まで階級に完全に浸かって「難しいことはラグジュアリーズが何とかしてくれる」と思考放棄することもなければ、上流階級に対する恨みという、卑屈で惨めな感情を抱くこともなかった。サムライとなった彼は、ちょっとした不良ポジション、ワイルドな雰囲気で、能力も高いしやがては実力者として、ミカド城で生きて行けないこともなかった。そうなれば亡き私の友がかつて願ったような「サムライとなってラグジュアリーズの快適な生活を手に入れること」、そういう個人的な立身出世が出来たのでしょう。そうなっていればヨナタンとも、たとえば「あの二人は階級違いだけど仲がよく、二人とも実力が高く、よく働く」という頼れるサムライとして、尊敬を集める友人同士になっていたでしょう。しかし時代はそれを許さず、彼を変革者の道へと駆り立てたのです。ワルターよ、お前、六本木の地下にどうやっていくのか知らないだろうに。
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プロフィール
HN:
モル元
性別:
女性
自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。
9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!
シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。
シャークアイ、かっこいいよね!
9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!
シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。
シャークアイ、かっこいいよね!
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