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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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あらすじ
かつては淫魔にメロメロにされたことを恥じるなど修道院生まれの童貞育ちらしい愛嬌のある隙も見せていた同僚ヨナタンだったが、東京の闇社会を支配する阿修羅会による下劣なやりくちを目の当たりにして誰よりも憤慨し、やくざ相手に怒りと侮蔑を込めてあからさまに敵対的な発言をするようになった結果、その発言と容貌に何とも表現しがたい硬質の色気すら滲み始めた。フリンは動揺のあまり、人質の先輩を阿修羅会にお預けしたまま六本木ヒルズから一時退却したのであった。

ミカド国在住者には想像もつかないほど高く聳える六本木ヒルズを見上げていると、見晴らしのよいミカド湖で新人3人で並んでパンを食べた朝のことが懐かしく思い出された。つい先日のことなのに環境も心も随分変わってしまったものだ。思えばあの頃のヨナタンにとっては世の乱れなどはいわば概念にすぎず、彼の目の前にあった問題は「飲み水も買って来るべきであったのに、失念したため、パンをもぐもぐして口の中がもごもごするか、野生児のようにミカド湖の水を手で掬んで飲むかの二択を強いられている」という事態であった。カジュアリティーズ出身のフリンは平気で湖の水を飲んだ。勿論ワルターもだ。僕たちは、育ちのよいお坊ちゃんに、やんちゃな遊びを教えるような楽しみを共有していた。


同じラグジュアリーズ出身でも、早々に脱落したナバールとは異なり、サムライとして国家と国民に奉仕することについての意識の高いヨナタンは、ついにここまで来てしまいました。ヨナタンの選ぶ道はあまりにも細く今にも踏み外しそうでございます。東京は若く高潔な魂をもったラグジュアリーズに相応しい場所ではありません。




■銀座へ
銀座は新宿・渋谷・池袋界隈とはかなり様子が異なり、阿修羅会の支配下ではなくガイア教団が仕切っています。築地本願寺は教団の総本山となっています。ここにガイア教団のトップ・ユリコがいるので、我々は教団に入団したいふうを装って彼女を殺害に来たのでした。勿論、人質を取られているので、「来た」という事実を作るために来たようなもので、自分の仲間のために女、それも異世界の女を殺すようなまねをするつもりはわたくしにはございません。が、ヨナタンの「仕方ない」の範囲の広大さと、絶対的な身内優遇の意識は他の追随を許さぬものがありますから、ヨナタンならユリコを「殺って」しまうかもしれません。

■教団のお膝元・銀座
銀座に来たハンターたちも、阿修羅会が支配する山手線沿線の殺伐とした雰囲気に対して東京銀座の雰囲気は全く違うことに驚いている様子です。チンピラがでかい顔をしていないし、おおっぴらに阿修羅会の悪口がそこここで聞かれます。しかしここが暮らしやすいかと言えばまた難しいところで、ガイア教団の連中もこれまで出会った僧兵たちとは少々異なり、「私がどれだけの年会費を納めていると思っているのだ」などと言ってサムライ一行を退けます。胸にささったのは、我々の目の前で散ったカガのことを愚かだと言う教団の女がいたこと。銀座での暮らしは、なるほど、地下街も落ち着いていて何とかなっているように見えますけれども、阿修羅会も見捨てた池袋は真実戦場でした。そこで誇り高く信念を貫いて死んだカガたちのことを、このかりそめの安全地帯から嘲笑されると、寒々とした思いがするものです。

■力がものを言う銀座
銀座の街を歩きたくば、私に力を見せよ…とオレンジ色の僧服の者たちが我々の前に立ちふさがります。オーケーオーケー、どんな悪魔でもかかっておいでなさい!僕の仲魔を見ろ!!…と思ったら、銀座で「力」と言えばマッカなのであって、高額のマッカなしには歩くこともままならないのでした。宗教的戒律らしきものによって綺麗に見せているものの金に関しては阿修羅会と同じくらいえげつないです。

■タヤマの過去と現在
銀座の人たちは阿修羅会の恐怖に直接晒されているわけではないので、タヤマに対しても「あんなチンピラがヒルズ族だとか言って」とその出自をせせら笑うところがあります。もともと人間だったけれど豚の悪魔になった悪魔が「タヤマの住んでいる六本木ヒルズの部屋は自分の部屋だったのを譲ってやったのさ」といったようなことを言っていまして、随所に皮肉がきいているこのゲームですが、ここも笑ってしまいました。

しかし、タヤマは、単なるせこい上昇志向の持ち主の小僧が一攫千金を狙ったり権力好きだったり拝金主義だったりしてセレブぶってヒルズなんかに暮らしているというわけではなく、何かしら目的があり、かいま見たその目的には、純粋な心を感じずにはいられません。というのは、タヤマはヒルズの中に子供たちを育てる部屋をもっているのです。そこでは悪魔に脅かされることなく安全に保育・教育を受けることができ、タヤマは東京の未来を、彼らの手に委ねたいと願っているらしいのでした。しかしそのために必須な電力の問題で、ユリコが邪魔をしてくるので、始末して欲しいということでした。

■銀座の真ん中に大岩が……
この前コウガサブロウが目の前で岩になったので、この大岩を見ているともしや…と思わされます。
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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。

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