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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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〜あらすじ〜

迷路はわりとガチで、ボスもわりとマジに強い。しかも艦内の話の内容は真4とは比べ物にならないほどカガク的である。ゆえに機動班エースの主人公はいまだに「量子プラズマ」を何かの外国語だと思いながら聞いているし、当然、およそ10分間しか通話出来ない地球合同本部との通信に口を挟んだりはしない。貴重な通信中は「ヒメネスが何度「脱出」という言葉を使うか」をカウントしているくらいである。もう、難しいことは全面的にカガク班に任せてある。

真4のフリンたちご一行にとっては、遺物は悪魔を倒して得るものではなく拾得するものだった。「何だろうこれ? 虫の死骸かな?」「気持ち悪いなあ、虫の死骸かぁ?」「おそらく虫の死骸だろう」「これは虫の死骸ですわね」などと言い合いながら、皿も家電も一緒くたに妙にセクシーな中年闇商人のところに持ち込み、鑑定は任せきり、結局それが虫の死骸だったのかどうかも分からないまま、純粋に全てをマッカに変えてもらっていた。今思えば何とも気楽なものである。

しかし、ここ、シュバルツバースではそうではない。ひとつづきの地球に生じた異空間で、謎の力を地上に広めつつあるシュバルツバースでは、アーサーから「とにかくボスを見つけて、ロゼッタをもぎとってこい」と言われ、そのボスがどこなのかは接近しないと分からない。最強装備たるデモニカの、それでもなお制限された機能を頼りに、暗闇のつるつる床を行ったり来たり、ボスを捜したり、ボスを見つけたと思ったらボスの長話に付き合わされたり、その結果全滅して再度ボスのところに行くとまた同じ長話に付き合わされることになるのだ。




■ついにデルファイナスのボス悪魔、アスラに出会う
デルファイナスのボスはアスラ様でした! 変な石像があるなあと思っていたら、例の形なき悪魔たちがその石像に集結し、アスラ様は命ある悪魔として我々の前に立ちふさがったのです。しかしアスラは単にセクターのボスというのではなく、諸々の元凶ともなっている悪魔であるようです。

■美しき野蛮
彼が我々に言うところでは、人間は己の強さをもって争い合う混沌の状況にいてこそ、その魂が純粋で美しいのであって、「規律」などというものは弱い者が引っ張り出してきたまがい物に過ぎない。そんなものがあるから、人間は堕落したのだ。ということでした。いわゆる原始の自然状態こそがあるべき姿なのであって、現在の人間世界は余計なものを生み出し、それによって堕落の一途をたどっているというのです。アスラは美しき混沌を取り戻すために活動しているのでした。

我々が「デルファイナス奇症」と名付けた、あの病も、アスラの仕業でした。クルーたちの精神を犯し、暴走させていたのです。人は社会で行きていくものであり、社会は争い合わないためのシステムであり、それは人間の要請によって生じたものですから、これには規律派のゼレーニンが激おこです。

おまえも人間は堕落したと思わないか…? とアスラ様に聞かれましたが、そもそも人間世界のことだ、貴様にどうこう言われる筋合いではない! いくぞ! アスラ!! 

……と戦うこと3回。1度目はともかく2度目3度目はきちんと対策を練ってからの戦いでしたが、対策の効果はほとんどなく、結局は運です。対策としては、まず

・アスラ様はさすがアスラ様らしく火責めにしてくるので、主人公に耐熱防具を着せたりとかします。また、

・アスラ様はメンバーをいわゆるチャームとは違う力でバーサク状態にしてきて、これは放置でもそのうち回復はしますが、正気に戻る前にパーティごと全滅することは免れないので、アムリタを使える子などを揃えます。あとは

・アスラ様の弱点である水責め出来る子などを揃えます。

・ステータスダウンさせると1ターンをその帳消しに消費してくれるので、そのことも見越してダウン系の魔法を使える悪魔もいるといいです。

…なんて揃えても全然効果ない時はないです。でも、とにかく4度目には倒せました! とはいっても、アスラは、今はここを去っただけ。死んだわけではありません。しかしロゼッタの入手には成功し、これを用いて次なるセクターに進みます。どうやってどのように用いて量子プラズマがどうこうなってシュバルツバース内の空間移動を可能にしているのかはいまだに唯野氏の理解の範疇ではありません。

■ループからの脱出
でも、次のセクターからまたロゼッタによって移動すると「最初のセクターに戻ってしまう仕組み」になっているとカガク班が確信をもって言うので、まったくそのシステムは理解出来ませんが、今度のセクターでは「バニシング・ポイント」を探すことになりました。つまりその移動消失ポイントが見つかれば、セクター間を繋ぐ移動ループから脱することができ、すなわち我々は地上に戻ることが出来るのです! 

一方、地球本部ではまたもどういうシステムか分かりませんが「シュバルツバースを核兵器で破壊する方法」を計算によりはじき出したそうで、いつでも実行可能だそうです。どういうことなの!? 

…どういうことなのかはともかく本部ではそういう計画だそうで、「調査隊が脱出すると同時にシュバルツバースを破壊するから、早く脱出してほしい」と地球の合同本部は言っています。ヒメネスは人間を信頼していない子ですから「本部はもしかしてクルーが残った状態で核兵器の使用に踏み切るつもりじゃないだろうな?」という疑念をもっています。地球本部は、調査隊員の能力や調査結果は非常に重要なものだからみすみす捨てるつもりはないから安心して欲しいと言っていました。冷たいようですが、人道的な意味ではもともと期待出来ないし、地球そのものが危ないというときに決死の覚悟で作られた調査隊ですから、人権を主張する立場でもありません。ヒメネスの心には地上に戻ることはあるにはあるのですが、それはもう、クルーに共通の当然の要求というレベルでしかなく、あんなにも一番帰りたがっていたのに、最近は、そうでもなくなってきました。

ゼレーニンはというと、悪魔に「人間たちはお前を卑しい目で見ているぞ」と嫌がらせを言われてますます悪魔嫌いになっています。シュバルツバースについては色々と引っかかるところもあり、ゼレーニンも人間世界のためにはもう少し情報を得たいものだと言ってはいますが、破壊出来るならそうするに越したことはありません。今後は「新セクターでバニシング・ポイントを発見し生き残りのクルーが撤収したら、ただちに核兵器の複数同時使用により空間の何かを発動させてそれによってシュバルツバースそのものを消失させる」という計画で動くことになりました。次のセクターを最後に、本当に我々の冒険は終わるのでしょうか?
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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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