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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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けんもほろろでとりつく島もなかったリャナンシーですが、ある時、急に彼女のほうから「一緒に連れていって!」とアプローチされました。何という僥倖、ありがとう、リャナンシー!




■ボーティーズの主、悪魔ミトラス
セクター・ボーティーズのボスは悪魔ミトラスです。こいつは人間どもを単に殺戮するのではなく、捕らえて実験し、その生態を探ろうとしています。この実験、心臓をえぐったり脳をえぐったりと、人間からすれば結果的に残虐極まりない殺され方になっているのでつらいです。実は最初の「セクター・アントレア」にもボスがいて、これが何か牛っぽいそれだったので、ミトラス様もどうせ大概の見た目だろうと思ってブサメンのミノタウロス的なものを想像していましたが、ちょっと辺りを払うような、美しい悪魔でした。腰から下が黒い星のようなものに埋まっていて、どうやって移動するのか不思議ですが素敵です。

ミトラス様の実験のせいで、唯野氏は人ではなくなったクルーを殺さざるを得なかったりと大変な思いをしました。でも、潜入の甲斐あってあの金髪の研究者ゼレーニンを回収することが出来ました!! ついに再会した!! やっぱり生きていたのです! この女性が不在のせいで、なし崩し的にヒメネスが所謂お姫様ポジションにいることに納得がいかなかったのですが、ついに真のお姫様のご登場です。ようこそゼレーニン、わが艦へ!!


ゼレーニンはまだ悪魔召喚プログラムをもっていなかったので、プログラムを渡すことにしました。彼女は悪魔を使役するということにかなりの拒否感を持っているようです。人と悪魔とは相容れないもの。やむを得ず悪魔を使役するとしても、好むことは到底出来ない。当然といえば当然の感性です。

■マンセマット様ご登場
ここ、ミトラスの宮殿では、マンセマット様にも会うことが出来ました! 真4の時よりうさんくさくない感じです。でもやっぱりマリンスーツを着用。マンセマットは「何と言われようとあなたがたが悪魔と対峙する限りは私はあなたの味方です」みたいな、例の独善的に思い詰めた上から目線を披露しつつ、とらわれた我々のために脱出口を作ってくれました。悪魔の結界が手薄なところを探し、破壊してくれたのです。私は掛け声が、ぬうん! ふおお! みたいな、あんまり天使っぽくない声であることに気を取られていたのですが、ゼレーニンのほうは、「すごいッ!! 拳で床に穴をあけるなんて!!」と、これまたすっとんきょうな感動の仕方をしていました。そういう物理なアレではないと思うのですが、マンセマットは気を悪くするどころか謙遜と自慢の半々くらいの受け答えをしていました。

■相変わらず帰りたくて仕方ないヒメネス
ヒメネスが完全にホームシックなので、ゼレーニンが来たら少しは様子が変わるかな?と思ったのですが、女子を前にしても脱出の話しかしません。すごいなこいつ。ゼレーニンさんと唯野さんの間にはフラグが立つ様子もなく、結局、ヒメネスこそ、

(1)人工知能アーサーと小競り合いをして「あなたたちいいコンビなのね」とゼレーニンに揶揄われていたり

(2)そのゼレーニンとは楽しそうに皮肉の応酬をしたり

(3)私こと唯野に対しては「仁成、お前しか出来るやつはいないよな?」みたいに妙に頼ってきたり

つまり、ヒメネスだけが四方八方にフラグを打ち立てている状態です。最初に脱出方法を思いついた人はヒメネスにハグしてもらえそう。ちなみに唯野氏はまだ握手もしてもらえていません。

そのうえヒメネスはミトラス宮殿の実験室からすごいものを連れてきてしまいました。バガブーと称するこの真っ赤な悪魔、明らかにいけないやつです。ただの悪魔ではない。人間が悪魔化したもの…? よく分からないのですが、絶対に後で後悔するのに、ヒメネスはこいつを仲魔にしてしまったのでした。はぐれものだからこそ連れて行きたくなったと言っていました。ちなみにバガブーとは子供のしつけの際などに「おばけ」の意味で使われている、もともとは全身毛むくじゃらの人の姿をした妖精のこと(バグベア)だそうです。そんな妙な悪魔に心を惹かれて地雷を踏む前に、普通に人間の友達を作れば良いのに。そろそろ握手くらいしてくれよ、なあ、ヒメネス!

ヒメネス「おい、今度こそ脱出出来るんだろうな!?」


脱出なんて、出来るわけがない。どうせ次のセクターに行くだけ。彼が不安がる通り、我々は脱出を目的に移動しながら、その実はこの異世界の深部へと進んでいるのでしょう。既に一番やばそうな悪魔バガブーに魅入られたヒメネスが、いつ、この異世界の真理を愛するようになってしまうのかが不安です。人の手を取れよ、ヒメネス!

■トイレの神様
クルーたちが「トイレに悪魔、とは言いがたいけれど、やっぱり悪魔らしいものが居着いてしまって皆が怖がっている」というので、やだ…それマンセマットだわ…マンセマット、トイレでなにしてるの? トイレを開けたらマンセマットが「どうも。こちらに居候させて頂きますよ、あなたがたと目的が一致している間は…。この場所、お借りします。少し手狭ですが、仕方ないでしょう」とかなんとか言いながら棲みついているの? と、わくわくしながらトイレに行ったら、マンセマットではなくてカンバリという、足の形をした、ほんとうにトイレの神様でした。絶対マンセマットだと思ったのに!

■反転したエネルギーが、世界を飲み込む
さて、ミトラスを倒して色々と材料やら物品やらを入手し(ロゼッタ、と称されているらしいですが唯野氏はマッピングと悪魔討伐のついでに資材を持ち帰っているので難しいことはアーサーに任せています)、次なるセクター「カリーナ」に進みます。かなり早いけれど、どんどん行こう! 「カリーナ」は、人間世界のショッピングモールのようなところ。人の生活が発展に発展を重ね、そこで生じた負のエネルギーが外部に蓄積したものがシュバルツバースである、とか何とか、まだ謎ばかりですが、私はひたすらマップを作り上げるだけです。

あとどのくらい進んだら、ヒメネスが「脱出なんてもう出来なくてもいい、お前たちが一緒にいてくれたら、俺はここで死ぬ」と言ってくれるのでしょうか。ヒメネスはシュバルツバースからは早く脱出したくてたまらないのにそのシュバルツバースにいる悪魔は大好きで、性格のちぐはぐさをゼレーニンに指摘されるほどです。お前のその悪魔好き、きっと足もとをすくわれる。
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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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