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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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あらすじ
主人公フリンはガントレットに選ばれサムライになったが、実地訓練中に迷子癖が主原因で訓練兵に格下げされる


■ナラクへ〜実地訓練いろいろ〜
最初の訓練としてナラクに赴いた主人公、「悪魔を5体勧誘しろ」というクエストは、遊んでいるうちにいつのまにかこなしていたものの、途中で迷子になりました。というか、多分、最初から迷子でした。さまよっていると「第二層に隠しものをした…一番に見つけた人が勝ちです」という新しいクエストが入りましたが、「第二層とはどこなのか」がまず分かりません。今いる場所は第二層らしいけれど、では第一層と第二層はどのように繋がっているのか。あと、そこ出口だよね? 第二層って出口付近のこと? 足もとを一歩ずつ確認して歩けばいいの? それとも「隠しものとは悪魔との交渉で手に入る強さ」的な無形の財産のことを言っているとんち系なの?

地図を獲得したものの、地図が読めません。地図は2Dで、ステージは3Dだからです。地図を見て走ればフリンは壁に向かって足をばたつかせているし、世界を見て走れば、さっき入った扉から出て来た瞬間に方向を見失って、また同じ扉をくぐってしまいます。主人公は田舎の子なので、地下ダンジョンとかわかりません!

迷子になっているうちに、仲魔はどんどん戦闘不能になるし、三途の川に連れて行かれるし、「地獄の沙汰も金次第」などと言って現世に命を戻してくれるカロンという男にも、二度目には財布の薄さをせせら笑われて見捨てられるし、セーブは地下でしてあるのでセーブまで戻っても迷子であることはまったく変わりないし、正直、つらかったです。そうこうしているうちにそれらしい宝箱の前にたどり着きました。宝箱の前には「やる気に満ちた悪魔たち」が陣取っていて、ここまで「先制攻撃からの逃げる」一択で命だけは繋いできたものの、もう無理かと思いました。

でもどこかで手に入れた全体攻撃のアイテムが2つあったので、総力戦よろしくそれらを投げつけたらあっさり勝てました。ミッションをクリアすると「実地訓練は終わりだ、戻ってこい」と教官から連絡が入りました。戻ってこいって!! どうやって!!? ワープ出来ると思っていたので大変ショックでした。

「これは最初からプレイし直すしかないのかも…」と思いながらも、せめて最後の意地で、名誉ある新米のサムライの名を自ら捨てて訓練兵として手ごころを加えてもらうことを選択しました。イージーモード発動です。でもマップはイージーにならないので、教官からたびたび「ご苦労だった、地上へ戻れ」という連絡を貰いながら(教官は「お前の位置情報を確認した」と言っているので、そのままナビしてくれればいいと思うのですが)悪魔から逃げて、逃げて、石を貪りつくし、何とか地上に出てきました。

私が最初にお宝を発見したことで空気が微妙でしたが、相変わらずHPが1しかないので、もう人間関係とかどうでもいいです。早く寄宿舎に帰りたい。お宝を発見した瞬間にワープで地上に戻れるかと思ったら1時間近く戻れないし、地上に戻ったら全然疲れてない感じのヨナタンに「屋上に行こうよ!」と誘われるし、ワルターは「お前が屋上に行く気になるまで一人でまたナラクに行ってるわ」とか強すぎることを言っています。

■屋上で話をつけられる
屋上にはワルターとヨナタンの二人で行きなよ…と私なりに気を遣って寄宿舎に戻ったのですが、ナビゲーションのお姉さんことバロウズに「同僚との付き合いはクエストです」と言われてしまいました。でも、この二人と屋上に行くというのは、「そこで質問責めに遭いそう」という予感しかしなくて、心身が疲れている時に思想を確認されることに危険を感じないではいられません。

ええいままよ、と思いつつ「行く気になった」とヨナタンに話しかけたら、ワルターがズザーっと滑り込んで来て「俺もおおお!」ってアプローチしてきたのがかわいかったです。しかしこの二人は私のことが好きなのではなくて私の肉体を獲得することでおのれの求める何かをなすことが目的なのです。これから先も親しく思想の話をしながら、きっと悪魔以上に私には心を許さないのでしょう。

屋上ではやはり思想尋問を受けましたが、あまり手酷く問いつめられたわけではなく、小手調べといった感じでした。ただ、そのあと寄宿舎に帰って眠ったら、夢の中で、ワルターには「今度こそ俺を救ってくれるだろう?」と燃える廃墟を背景に病み気味のデレをぶつけられたり、ヨナタンには「僕とともに来るべきだ」と屋上での選択を蒸し返すかのように責められたりして、よく眠れたとは言えない様子でした。起きたら二人が部屋に張っているし、この生活は一体何でしょう。


ところで、サムライという生き方は、私の性分にあっているのでしょうか。ヨナタンのほうは、性分がどうとかではなくて、国家を守るという誇りある仕事に就くことにやりがいを見いだしているようです。でもカジュアリティーズ出身の私としては、国家に守り国家に守られているという実感はそれほどありませんし、むしろ社会的に割を食う層で生まれ育ったため、ヨナタンのような、権力とともにあろうとする保守思想には染まれません。一方、性分ということであれば、私は故郷の友達を愛せずにいました。あいつ、時間通りに起こしてくれないし、小心で、自分の首尾は悪いのに、いざ儀式となったら「今日でお別れだな」などと上から目線に淋しげな顔をしてきた、あの友人、なぜ私には「今日から俺たちはサムライだな! 俺が先に行くけど、絶対お前も来るって信じてるからな!」と言い残して儀式に臨むような友人がいなかったのでしょうか。

人間関係は面倒です。私は自分より力の強い悪魔たちに心を与えて彼らを従えることに喜びと愛着を感じます。それも、ものをあげるとか、肩をもむとか、そういった単純な要求に応えて、ご機嫌次第の悪魔をその気にさせるだけのこと。何を思想にしてともに生きるかとか、ともに死ぬかのような、共有する覚悟や感傷はありません。それなら悪魔との付き合いのほうが合っている、そういう意味でサムライは性分に合っている、と私は思いました。答えた時のヨナタンの不満そうな顔が可愛かったですが、夢にまで出て来て蒸し返してくるとは。
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モル元
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自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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