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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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シャークアイの知名度を少しでも上げて、人口を増やす。

その大目的のために今は倦まずたゆまず自炊に励み、わずかな客人を待つばかりの「なないろの雫」ですが、DQ9のプレイ日記を一通りクリアまで書き終えて、改めてしみじみと思いました。

やっぱり、7は人が少ないよね。
第一、来てくれる人がいるのかどうかも分からない…。

リメイクされたら増えるかもしれない。
でも、ひたすらリメイクを待つだけでは、モル元は餓えてしまいます。
もうずっとシャークアイ、シャークアイって言っていて、周りの人もいい加減迷惑です。まだ、ゲルザー、ゲルザーって言っていたほうが、リアルタイムだけに救われるかもしれません。


そこで、今日はてっとり早く7のストーリーについて解説してみようと思います。だいたいのところが分かったら、プレイしてなくても、7のストーリーが、そしてシャークアイのかっこよさが、場合によっては伝わるかもしれません。それには出来れば絵があったほうがいいのかもしれませんが、モル元、残念ながらかっこいいシャークアイを描けません。


というわけで、
まずは、忙しい人のための7ストーリーです。
当然ネタばれがあります、というか、ネタばれそのものなので、ご注意下さい。






***


主人公アルスは漁村フィッシュベルの生まれ、16歳の少年です。なぜだかデフォルト名があって、それがアルス。おもな仕事は昼前に起きて父である漁師ボルカノに母マーレの作った「アンチョビサンド」を届けること。あと、グランエスタード城のキーファ王子の遊び相手もしています。二人は気が合うみたいです。

こ の世界は狭いです。
大海の中、エスタード島ただひとつが浮かんでいます。

それがすべてだ、という事実に、キーファ王子は疑問を持っています。ほんとうに海の向こうにはなにもないのか? そう思うのはキーファ王子だけではなくて、若者の多くが疑問を持ち、しかしおとなになって順応していくようです。キーファ王子とアルス、そして二人の幼馴染で網もとのお嬢さんであるマリベル嬢は、エスタード東にある謎の神殿に侵入し、そこで不思議な石板に出会いました。エスタード島には割れた石版のかけらが散在し、それらを集めて合わせると、神殿から、過去の時代に飛んでいくことができました。


昔、 世界にはたくさんの島があり、大陸があり、エスタードはそのひとつでした。それが魔王オルゴ・デミーラの手によって封印され、そしてエスタードだけが唯一海に浮かぶという寂しい世界になってしまったのでした。アルスたちが過去の世界で魔物に苦しむ人たちを救って現代に戻ってくると、その土地の封印は解けて、海の中には島が増えていまし た。過去の世界にも石版があり、現代に戻って新しい島に行ってみると、そこでもまた石版のかけらがみつかって……というふうに、石板リレーをして世界の完全な復活をめざすのが、ドラゴンクエスト7で す。

作業ゲーの気配がむんむんしてきますが、実際に激しく作業ゲーであるうえに、過去の世界はどれも異様に鬱な雰囲気がするため、7はゲームとしては正直なところ不人気です。暗いし、長いですもの、しょうがないですよね。でも、その独特の雰囲気はしみじみよかったりもするので、やってみてほしいです。中にはいつまでも忘れられないエピソードがあったり、それに、キャラクターの印象も強いゲームです。

7のキャラクターはむしろ時代の先を行きすぎていたのかもしれません。毒舌家のマリベルも、「ツンデレ」が属性として認知されている今なら大々的に受け入れられるのではないかと思います。また、王子キーファの妹リーサがちょっとアブない感じなのも、今なら「ヤンデレの妹に死ぬほど愛されても城に帰らない兄」ということでひとつどうでしょうか。ほかにも、ダーマ神殿の大神官がまさかのようじょだったりと、そういう意味で再発見できるゲームだと思います。


この石板収集の旅の途中で、最初からの仲間でありマリベルとアルスを過去への旅に導いた本人であるキーファ王子が離脱します。これが7の最も衝撃的な出来ごとの一つであり、プレイヤーが7を愛せない理由にも、逆に7を愛する理由にもなっています。でも最初から兄貴分であり、そして王位を継ぐこと以外に自分の生きる道を模索していたキーファとはいつか別れるべき運命にあったと思うので、物語としてはこの別離は自然というか、必然であったとモル元は思います。物語上の彼の役割は「無垢なアルスを旅に導くこと」で、その旅自体はキーファの旅ではなくてアルスに課せられた運命の旅であり、キーファの求めるものはその旅の結末ではなくて自分の生きるべき道でした。キーファの鬱屈や冒険好きはアルスが旅立つきっかけにはなったけれど、いつまでも彼が引っ張って行ってくれるわけではなくて、アルスはキーファと別れても旅を続けなければいけないのです、今度は自分の意思で。だからここからが、本当の意味で主人公の旅の始まりであるとも言えます。

キーファは、過去の世界に残ることを決断し、もう二度と会えない友人になってしまいます。空間ではなくて、時を隔てた別離、それも無理にとか事故でとかではなくて本人の意思による別離、ということで、ドラクエ史上まれに見るインパクトのある別れでした。キーファは一応メンバーの中では頼りになる戦士なので、より俗な反応としては「待てええええ種を返せええええ!」という気持ちがあった方も多いと思います。


で、主人公の最終目的は世界を封印していたオルゴ・デミーラを倒し、神様を復活させることでした。その過程で4精霊を呼び醒ましたりとかいろいろあるのですが、すごく簡単に言えば、結末はオルゴ・デミーラを倒して神様を復活させ、平和な世の中を取り戻す、そういうお話です。世界をまたにかけたアルスも、エンディング後は立派な一人前の漁師として、父ボルカノの仕事を継いでいくことになります。



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モル元
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自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。

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