ドラゴンクエスト7の小説ブログです。
9プレイ日記もあります。
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前回の日記が「アギロ好きだー」で止まっていてすみません。
更新停滞中に拍手下さった方、ありがとうございました!
更新停滞中に拍手下さった方、ありがとうございました!
***神の国へ***
同じ天使であり、上級天使であるエルキモことエルギオスと戦うため、ユリスは女神の果実をかじり、人間となりました。天使は上級天使には逆らうことが出来ないからです。
もとより翼と輪のない姿ながら一応天使のユリスです。それを、自ら天使であることをやめるというのはちょっと大変な事態ですが、でも旅の仲間は人間だし、彼らはラストダンジョンまで一緒についてきてくれるし、人間界を守るために天使であることを捨てるのなら守護天使として本望だし、人間になってもいいや、と思いました。すれ違い通信で明らかに天使の輪をひっつけて訪ねてくる人がいて気になるけど、それもまあいいや。
意を決して、打倒エルギオス、ユリス行ってきます!
師のかたきは師の師という、笑えない状況です。
元は神の住める国、今はエルギオスがのっとったせいで恐ろしい場所になっているラストダンジョン、絶望と憎悪の迷宮へ侵入します。アギロが連れて行ってくれるので怖くはないです。恐ろしいと言ってもDQ7ほど気持ち悪い感じではありませんでした。DQ7のクリスタルパレスは、いかにも「息づいている魔物の内臓の中」という感じでしたが、今回は毒々しいながらももう少しまともな雰囲気です。
ここで従来倒したはずのガナン帝国のボス連なども再度登場し、さすがにどこまで死なずに行けるかなあと思いながら進んで行ったら結局最後まで着けてしまいました。やっぱり敵はあまり強すぎないです。
天使であることをやめたユリスを憐れみ、嘲笑してくるエルギオス。自らは堕天使でありながら、ユリスのことは翼を捨てた者として軽侮のまなざしを向けてきます。自分自身が堕天して醜い姿になったエルギオスのそんな態度はいかにもあわれです。エルギオスこそ愛と信頼を失い、しかもそれらは奪われたのではなくて畢竟それを自分から手放したのに、そのせいで見るにたえぬやつれた姿を我々の前に晒しているのに、理由あって覚悟して翼を捨てたユリスを嗤うのですから痛々しいです。でも、心が優しくて弱くてそんな姿になり果てても、彼は亡きイザヤール師匠が命をかけて愛した師です。イザヤールの弟子として、お前を倒し、お前と世界を救うためなら何にだってなるさ、という心境です。エルギオスがかつて愛し、今は憎む人間として戦うことができるのなら、それだけのためにだってユリスは人間になりましたとも!
エルギオスはラスボスらしく第二形態なんかもあったわけですが、よく分からない変態ではなくて堕天使として変態します。すなわち絶望と憎悪に心身を委ねるうちに両翼に残っていたわずかな天使の羽すらもはらはらと落ちていくというもので、これまた実に見てはいけないもののように官能的でした。「官能的すぎる!!!!」とまたも叫びそうになりましたが、このときは家の者がいたのでぐっと堪えて心の中で叫びました。
そんなエルギオスをやっつけたところ、最後の最後になってラテーナが出てきたとたんに「君が裏切るはずなかったんだ」とあっけなく軟化しまして、これにはちょっとユリスたちもポカーンとしました。ん? なあにこれ? 感動するところ? ヘイッ! という気持ちになりそうになりますが、愛するラテーナがこれまでずっと彼を探し求めてきてくれたことを目の当たりにして一気に心の闇が晴れたのかもしれませんね! じゃあラテーナももっと早く来るべき! 陰鬱な表情で彷徨い過ぎ!! エルギオスも彼女の裏切りを疑う前に、もう少し確かめるべきだったんじゃないでしょうか、少なくとも堕天するのは勝手としても神の国をこのようなざまにする前に! 完全に「すれ違った恋が幾星霜隔て今ついに成就」みたいな姿を見せつけられ…
二人にしてみれば、愛ゆえに堕天までして世界を憎むことになった天使の男と、過ちを彼に謝るために死してなお幾年ものあいだ、たった一人地上をさまよっていた幽霊の女がついに出会って長年の誤解が解けて、男も天使の心を取り戻す…ってことなのかもしれないですけど、確かにラテーナが大切に持っていたあの時の首飾りが、翼を悪魔のそれにかえてもそれでもやっぱりエルギオスのそばで光ったときにはちょっと感動しましたけどでもその首飾りをお使いで探してきたのもとりもなおさず星空の小間使いユリスのささやかな仕事だし、私のイザヤールを返して!
まあ色々な犠牲もありつつ、エルギオスの魂は救われ、神の国は元通りになったのでした。「DQ9はストーリー編はそんなに長くない」という意見を多く目にしてきましたが、言われてみればその通りですが、グラフィックもきれいだし、お話もまとまっているし、十分な物語だったというのが感想です。ただし、謎がたくさん残っているので、この「エルギオス戦」だけでは物語が終わらず、ここで区切りとしてプレイをやめたらそれはちょっと物足りないのでは…という印象を受けました。「TO BE CONTINUED」というかたちで物語が終わるのですが、今までどおり、「THE END」として終わったほうが、ここでやめるつもりの人はスッキリするだろうなと思いました。名もなき王のお話とか、セントシュタインの歴史書の謎とかそういうのは「この先プレイしたらわかるんだろうな」と思いつつ無視することもできるのですが、サンディが「ネ…に…!」とか思わせぶりなことを言って去っていくのはちょっといただけないなあと思いました。私がサンディに冷たいのでそう思うだけかもしれません。
しかしDQ9のクリア後の世界は本当に地続きで、エルギオスを倒したあと、仲間とともに地上に降ろされたユリスたちはHP・MPがエルギオス戦後のまま。このくらいはなんとかしてくれてもいいじゃないですか!!! 本気でお茶の一杯も飲まずに地上に降りてきたみたいじゃないですか。 セレシアも「ありがとう、ユリス」って言ってる暇があったら黄色いステータスをなんとかして!!
同じ天使であり、上級天使であるエルキモことエルギオスと戦うため、ユリスは女神の果実をかじり、人間となりました。天使は上級天使には逆らうことが出来ないからです。
もとより翼と輪のない姿ながら一応天使のユリスです。それを、自ら天使であることをやめるというのはちょっと大変な事態ですが、でも旅の仲間は人間だし、彼らはラストダンジョンまで一緒についてきてくれるし、人間界を守るために天使であることを捨てるのなら守護天使として本望だし、人間になってもいいや、と思いました。すれ違い通信で明らかに天使の輪をひっつけて訪ねてくる人がいて気になるけど、それもまあいいや。
意を決して、打倒エルギオス、ユリス行ってきます!
師のかたきは師の師という、笑えない状況です。
元は神の住める国、今はエルギオスがのっとったせいで恐ろしい場所になっているラストダンジョン、絶望と憎悪の迷宮へ侵入します。アギロが連れて行ってくれるので怖くはないです。恐ろしいと言ってもDQ7ほど気持ち悪い感じではありませんでした。DQ7のクリスタルパレスは、いかにも「息づいている魔物の内臓の中」という感じでしたが、今回は毒々しいながらももう少しまともな雰囲気です。
ここで従来倒したはずのガナン帝国のボス連なども再度登場し、さすがにどこまで死なずに行けるかなあと思いながら進んで行ったら結局最後まで着けてしまいました。やっぱり敵はあまり強すぎないです。
天使であることをやめたユリスを憐れみ、嘲笑してくるエルギオス。自らは堕天使でありながら、ユリスのことは翼を捨てた者として軽侮のまなざしを向けてきます。自分自身が堕天して醜い姿になったエルギオスのそんな態度はいかにもあわれです。エルギオスこそ愛と信頼を失い、しかもそれらは奪われたのではなくて畢竟それを自分から手放したのに、そのせいで見るにたえぬやつれた姿を我々の前に晒しているのに、理由あって覚悟して翼を捨てたユリスを嗤うのですから痛々しいです。でも、心が優しくて弱くてそんな姿になり果てても、彼は亡きイザヤール師匠が命をかけて愛した師です。イザヤールの弟子として、お前を倒し、お前と世界を救うためなら何にだってなるさ、という心境です。エルギオスがかつて愛し、今は憎む人間として戦うことができるのなら、それだけのためにだってユリスは人間になりましたとも!
エルギオスはラスボスらしく第二形態なんかもあったわけですが、よく分からない変態ではなくて堕天使として変態します。すなわち絶望と憎悪に心身を委ねるうちに両翼に残っていたわずかな天使の羽すらもはらはらと落ちていくというもので、これまた実に見てはいけないもののように官能的でした。「官能的すぎる!!!!」とまたも叫びそうになりましたが、このときは家の者がいたのでぐっと堪えて心の中で叫びました。
そんなエルギオスをやっつけたところ、最後の最後になってラテーナが出てきたとたんに「君が裏切るはずなかったんだ」とあっけなく軟化しまして、これにはちょっとユリスたちもポカーンとしました。ん? なあにこれ? 感動するところ? ヘイッ! という気持ちになりそうになりますが、愛するラテーナがこれまでずっと彼を探し求めてきてくれたことを目の当たりにして一気に心の闇が晴れたのかもしれませんね! じゃあラテーナももっと早く来るべき! 陰鬱な表情で彷徨い過ぎ!! エルギオスも彼女の裏切りを疑う前に、もう少し確かめるべきだったんじゃないでしょうか、少なくとも堕天するのは勝手としても神の国をこのようなざまにする前に! 完全に「すれ違った恋が幾星霜隔て今ついに成就」みたいな姿を見せつけられ…
二人にしてみれば、愛ゆえに堕天までして世界を憎むことになった天使の男と、過ちを彼に謝るために死してなお幾年ものあいだ、たった一人地上をさまよっていた幽霊の女がついに出会って長年の誤解が解けて、男も天使の心を取り戻す…ってことなのかもしれないですけど、確かにラテーナが大切に持っていたあの時の首飾りが、翼を悪魔のそれにかえてもそれでもやっぱりエルギオスのそばで光ったときにはちょっと感動しましたけどでもその首飾りをお使いで探してきたのもとりもなおさず星空の小間使いユリスのささやかな仕事だし、私のイザヤールを返して!
まあ色々な犠牲もありつつ、エルギオスの魂は救われ、神の国は元通りになったのでした。「DQ9はストーリー編はそんなに長くない」という意見を多く目にしてきましたが、言われてみればその通りですが、グラフィックもきれいだし、お話もまとまっているし、十分な物語だったというのが感想です。ただし、謎がたくさん残っているので、この「エルギオス戦」だけでは物語が終わらず、ここで区切りとしてプレイをやめたらそれはちょっと物足りないのでは…という印象を受けました。「TO BE CONTINUED」というかたちで物語が終わるのですが、今までどおり、「THE END」として終わったほうが、ここでやめるつもりの人はスッキリするだろうなと思いました。名もなき王のお話とか、セントシュタインの歴史書の謎とかそういうのは「この先プレイしたらわかるんだろうな」と思いつつ無視することもできるのですが、サンディが「ネ…に…!」とか思わせぶりなことを言って去っていくのはちょっといただけないなあと思いました。私がサンディに冷たいのでそう思うだけかもしれません。
しかしDQ9のクリア後の世界は本当に地続きで、エルギオスを倒したあと、仲間とともに地上に降ろされたユリスたちはHP・MPがエルギオス戦後のまま。このくらいはなんとかしてくれてもいいじゃないですか!!! 本気でお茶の一杯も飲まずに地上に降りてきたみたいじゃないですか。 セレシアも「ありがとう、ユリス」って言ってる暇があったら黄色いステータスをなんとかして!!
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HN:
モル元
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女性
自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。
9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!
シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。
シャークアイ、かっこいいよね!
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