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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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Cルート、ラスボス戦まで。




〜あらすじ〜
修羅の子フリンはルシファーとともにナラクをさかのぼり、ミカド国に侵攻しようとしていた。新しき指導者による粛正を経たミカド国では、人間たちは己の意思を手放し、神の忠実な人形になりさがりつつあった。哀れなことだ。

我々は、人間とその欲望の具現である悪魔とが、唯一神の秩序などに支配されることなく、思うままにぶつかり合うことを望んでいる。その混沌の中でならば、真に強い者がその者の欲するままに世界を変革していくことが出来るからだ。それこそが人間のあるべき姿だからだ。

ナラクの内部には東京殲滅を目的とした神の本陣プルガトリウムの異空間が繋がれていた。私と美しい仲魔たちは、よぼよぼのルシファーを連れて天使をザンダイン責めにして突き進んだ。「空を飛んでいるから、ザンが効くだろう」という非常に安易な発想であるが、たまに効かないやつがいるから困る。


■神の戦車との戦い
プルガトリウムを突き進んで行くとメルカバーに会えます。Nルートでは最初にヨナタンの声を聞くことができますが、Cルートの場合、ヨナタンは姿も声もありません。いきなり戦車です。ままよ、今こそハルマゲドンの時だ! 天使と悪魔&人間が戦って、強いほうが人間世界を手に入れ、その行方を決定する、となれば今更人語を用いてのささいな心理戦など、下らぬことです。

…と思うのですが、どうもこのゲームでは命中率とか回避率の変化がかなり意味を持つようです。ちょっとした会話でステータスに変動があると実際に影響が大きいです。ラスタキャンディとかも相当重要ですよね。わかっているのに、気付くと誰も「そういうスキルは、誰かが持っているよね?」という人任せの顔をして補助魔法が使えません。もちろん道具も使えません。結構苦労しました。

唯一神のサイドが「四大天使とヨナタンが合体したメルカバー」を最終兵器として出して来るのに対して、こちらはルシファー自身が、非常に弱いながら、じきじきにやって来ています。ルシファーも立場は「堕天使」だからこれはこれで釣り合いがとれているのかもしれませんが、あえて「悪魔王」を称しているので、本来なら、ここは神そのものにご登場願いたかったです。四大天使は出て来るけれど、神は全く出てこないので、もしかしたらこの世界にはいないのかもしれない。


■ヨナタンの悲痛
メルカバーを倒すとヨナタンの声が我々に語りかけます。

君たちは…どこまで強欲…なんだ…
一体…何を…欲しているの…だ…

創造主の意思に従って無私を貫いたヨナタンには、我々の心は分からないでしょう。我々としてはそこまで強欲なのではないと自覚しています。神に対して「完全に無条件には服従出来ない」という程度の人間の気持ちがあった。ただそれだけのことは、人間の感性で言えば、たいした強欲ではなかったと思います。しかし神は人間の自由意思の背後に悪魔王の存在を見るので、少しの自由意思も認めず、欲望を知る東京ごとケガレとして滅ぼそうとしました。小さな反抗心が、やりすぎ大計画を必要とすることになったのはこのためです。

メルカバーの名残の輝きを背景に、ルシファーは修羅の子である私に向かって語ります。


どれだけ神に忠義を尽くそうと
神は決して応えぬ

ただそれだけのこと
他に何がある


これは堕天使の心でしょうか。
追放されて地下の王となったルシファーの気持ちもまた、人間の私には分かりません。

神に選ばれたミカド国の者も、神に捨てられた東京の者も、人間の多くが神に忠義など尽くしてはいませんでした。忠義を尽くしていて応えてもらえなかったのはキヨハルさんくらいでした。そしてキヨハルさんは神を恨みませんでした。


さて、今こそ故郷に凱旋します。
天使なき後、私の背後には続々と悪魔たちが続くでしょう。


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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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