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第六章に進みました!




~あらすじ~

防御を苦手とする十四代目葛葉ライドウこと空条承太郎にとって「天敵」とも呼べる悪魔――いや、「神」が立ちふさがった! かれの名はアマツミカボシ。相当腹が立っている時以外は各種魔人ライダーにもお望みの供物を捧げ続け丁重にお引き取りいただいている温厚なライドウが、なぜこのような、いかにも偉い感じの神と戦うに至ったか? それはこの「まつろわぬ神」アマツミカボシを征服することにより入手される「宿魂石」が、ライドウ目当ての品だからである。なんとなれば、「宿魂石」をもって鍛えた剣には、空から飛来して帝都を襲ったあのアバドン虫たちの硬い皮膚を切り裂き、彼らの驚異的な回復力を奪う力が期待されるからである。


というわけで世界平和のために「宿魂石」が必要なのだから、冷静に話し合えば貸してもらえたのでは……とも思うところなのですが、一つにはこの神様がいかにも神様らしく特に他人の話をきくでもなく何だかんだで短気な性質であるらしいこと、いま一つには彼とゴウトとの間になにがしかの因縁があるらしいため、葛葉のデビルサマナーとしてここは見事ミカボシを成敗しゴウトの顔を立ててやる必要があり、それにしても無理難題であったこのミカボシ征伐は友人Lによってある夜についに成し遂げられたのでした。


さて、アポリオンの群を呼び出したのは他でもない、あの妹想いで、そしてあまり他人の話をきかない男、槻賀多の弾さんでした。アバドン王に俺はなる!!と息巻いていた彼です。彼は一族が地上の繁栄と引き替えに地下に棲む天斗一族を神として祀らなければならぬこと、そして定期的に一族の娘を天斗の嫁として生け贄的に捧げねばらならないことを苦痛に思い、大いなる虫の支配者となることによって天斗の事実上の支配から脱しようとしたのでしたが、喚び出した虫が弾の言うことを聞きません。ほらねーーーだろうと思った!!

虫たちは弾の指示なんか関係なく、帝都を襲いまくります。おのれの力以上のものを支配して使役しようなどということが思い上がりなのです。ライドウだって自分のレベルに見合う悪魔しか使わないし、うっかりすると「メロメロにされた」仲魔に撲殺されたことだって、一度や二度ではないのですからそのへんのことは重々承知です。でも弾は「わーい!これで妹を助けられる!」と思って、服装なんかもおめかしして意気揚々としていたところにこの仕打ちですから、一転して泣きっ面で、心も後ろ向きになってしまいました。「こんなつもりじゃ……帝都が俺のせいで……」と、とてもがっくりしています。さすがにかわいそうです。弾、元気だせよ、俺の管に入れてやるから一緒に来いよ、あの虫を何とかしようぜ……という気分になります。そうそう、管をこのままにしていても増えることもないし忠誠度が稼げないままなので、やはりヴィクトルのところに登録して、数人と別れました。貸してくれた友人に報告したところ「破壊神の愉悦とか持ってたんでしょ? 混ぜようよ、もったいない!」と言われたのですが、「もったいなくて混ぜられない」というのが実情です。

意気消沈した弾は管には入らなかったので、鳴海探偵が引き取りました。俺を殴ってくれよ…なんて拗ねきっていますが、弾を殴ったところでどうしようもありません。それより鳴海やら誰やらから、やたらと所感を訊かれるので返答に実に苦労します。以下のような論調で一介の書生が判断を迫られるのです。そのうえがんばって返答しても「そうか、おまえはそう思うのか…ふーん…」のような煮え切らない答えしか返ってこなくて、実のところは「おまえのアイコンを右回りにするか左回りにするか決めかねているのだが」と言われているようなものです。

弾は「妹と一族を助けたい」と他人のことを考え、そしてアバドン王となる、ということに希望を見い出し、アポリオン達を喚び出した。しかし、その結果は御覧の有様で、帝都の皆は絶望の淵に沈んでしまった。弾の希望なるものが、人々を絶望させたのである。そして希望した弾自身もまた、この惨状を見て後悔し、絶望していくのだ。空に開かれたのはこの世界を創造した神に対する絶望の門――ライドウ、いったいおまえはどう思うのだ?



ライドウは ライドウは
ライドウはそういう話はよくわかりません


返答に四苦八苦している間にどういう経緯か理由は忘れたのですが二手に分かれて調査することになり、ライドウはタエちゃんと一緒に槻賀多村にやってきました。確かタエちゃんが「弾の引き起こした事態は、天斗の子守歌に、ずっと昔から予言されていた」と気付いたのだったと思います。ただし四苦八苦して返答した結果ライドウのアイコンは回ることをやめ、見事な中庸になりました! で、温泉街のあたりに行ってみたらなんとアポリオンはこの村をも襲っていました! 全員大旅館に逃れているのですが、三人ばかし、逃げ遅れている人がいるというのです。すわっ、彼らを救助しなければ!! 


……一人しか見つからない………



久しぶりの迷子です。迷子の村人が見つからないという迷子です。まさか「三人逃げそびれた」というだけのイベントで、これほど苦労するとは思いませんでした。何とか二人は捜し出せたのですが、もう一人がこれまたえらい辺境にいて、とうとう見つけて「おい、じいさん。さっさと逃げな!」と言ってこれで終わりかと思ったら向こうの空を飛んでいるアポリオンが牛を運搬しています。じいさんいわく「花子」だそうで、花子を捜して助けてやらないとどうにもならんようなのです。が、吊り橋は壊れているし、村の中ではコウリュウはきてくれないし、一頭のベコを求めて井戸の中の天斗の住処をぐるぐる回って……


迷子です。
攻略本はあたかも「ここの井戸に入ればここの井戸にワープするよね」みたいに書いていますが実際はライドウが歩き回らないと始まらない。


ベコ どこ





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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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