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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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シャークアイって、どんな顔?


シャークアイって、いわゆる公式絵がないですよね。残念なことに…。だから、公式ガイドブックを見ても、彼がどんな姿をしているのか、はっきり分かりません。でもいくつかの方法で、シャークアイの容姿を推定することはできると思います。今日は、そのヒントをいくつかご紹介しようと思います。

(0)ゲーム内キーワード
ゲーム中で、

・渋い
・いい男。男前。
・子供の頃はアルスと似ていた

ことが語られています。
また、ドット絵から、黒髪長髪であることは間違いないと思われます。

(1)つまりは黒髪長髪の海賊のイケメン
意外かもしれませんが、人に「シャークアイを描いて!」と無理じいした場合、最初はプレイしたことがある人もない人も「公式絵がないんじゃわかりませんよ」と言ってくるのですが、さらにモル元が涙ながらに「黒髪長髪の、海賊のイケメンなんです!!」と訴え続けると、出来上がるものは「公式絵がある場合の同人絵の振れ幅」と同程度にしか違いがない、どれもまさしくシャークアイの絵になります。逆にいえば、公式絵があったって、人の描くキャラ絵というのは、みな違うもので、だけど間違いなく「そのキャラ」ですよね。きっとこんな感じ…と思いながら「黒髪長髪の海賊のイケメン」を描けば、もうそれはシャークアイです。

(2)アルスとの関係を考慮しつつ、鳥山さんの絵を参考に
まず、悟空を思い出してほしいです。
子供時代のかわいい悟空です。

それから、大人になった悟空さを思い出して下さい。同じように悟飯ちゃんも思い出してみて下さい。…どうですか? このように、鳥山さんの絵における成長は、身長と、かっこよさが、劇的に、ほとんど第二形態と呼べるほど変化しますよね。この経年変化を利用してアルス→シャークアイへの変化を想像します。

アルスはどちらかというと、ふわっとかわいい感じの人ですから、大人になっても、ボルカノのようなごつい体格の大人ではなく、スマートな感じになるものと推測されます。それがたぶんシャークアイに似ています。

(3)年齢は?
正直、モル元はシャークアイが何歳でも平気です。このブログでは一応20代を想定して書いていますが、場合によっては、40代ということもあると思うんです。それはそれでかっこいいと思う!! なお、ラストで「オレもまだまだ若いしな!」と本人が言っていますが、これも、20~40代くらいの人なら言うセリフだと思うので、特定にはつながりません。一応、10代後半あたりも可能性としては考えられるのですが、そうだとすると「若いながらもキャプテン」であることがもっと作中で強調されているはずじゃないかなー、とも思います。

シャークアイの年齢とかかわるゲーム中のお話をご紹介しておきます。それは、「アルスが最初の子供だった」こと。そしてシャークアイは「アニエスと結婚してもう何年にもなるが、ようやく子供が出来た」と語っています。

この「最初の子をアニエスが身ごもった時点」で、シャークアイの年齢はとまって、その年齢の状態で16歳のアルスと出会うことになります。ちなみに、アルスは4か月間アニエスのお腹の中にいて、その後マーレのお腹の中で6か月を過ごして生まれています。

この情報も、はっきりと「シャークアイが何歳か?」という疑問には答えないのですが、参考にはなると思います。

(4)他のDQを参考に
モル元はDSリメイクのDQ5で改めてヘンリーの壊れた性格の面白さをかみしめつつ、同時にこう思いました。大人になったヘンリーの弟、シャークアイとドット絵が似ている、と。ラインハットのデールです。デールはお兄ちゃん大好きの子で、どちらかといえば気弱ですが、この人の性格を意気揚揚・豪放磊落にしたらシャークアイに近いんじゃないかな、とモル元は思いました。



以上、シャークアイの容姿についてでした!
かっこいいよ、ぜったい!
モル元としては、カデルのほうが容姿が想像しにくいと思います。モル元の脳内では、強いて言えば「アイシールド21のムサシに似ている」感じですが…。それにしても、カデルの絵こそ、見たことがありません。




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長くなったので畳みます。
カデルとシャークアイ。
(2)としてありますが、続きものではなく、同じ題で別のお話を書いています。

よろしければ、こちらもどうぞ。
設定が同じです。内容の時系列では、「星が降る~」が先です。
潰えた光」 (シャークアイとボロンゴ) 
夜の甲板からシャークアイがなかなか戻らないので、アニエスは座っていたソファを離れた。部屋の中にいても今夜は少し寒い。温かいお茶を用意して、あのひとを迎えよう、きっと、とても冷えているだろうから。そう考えたときドアが開いて、シャークアイが姿を現した。
 
「アニエス! まだ起きているか?」
「おかえりなさい、あなた。先に寝たりしてないわ。寒かったでしょう、何か温かいものをいかが?」
「ありがとう。でもそれは後にして、バルコンに出てみないか?」
 
シャークアイは着ていたマントを脱いで、そっとアニエスの肩にかけた。そのマントにしみた夫のにおいに、アニエスはしあわせな気持ちになる。ほっそりした両肩を、シャークアイの大きな手が背中から優しく押した。窓の外に向かわせるように。

「なんですの、あなた?」
「いいからバルコンまで出ておいで。ほら!」
 
シャークアイは船長室の扉を開いた。バルコニーに出たアニエスの目に飛び込んできたのは、夜空いっぱいに満ちた、まさに満天の星だった。
 
「まあ! すてき!」
 
アニエスの歓声を聞いて、彼女の背中を守るように立っていたシャークアイが、嬉しそうに笑った。
 
 

冷たい風も、夫といれば怖くない。
わずかに白くけぶる、地上の吐息は美しかった。夢みたいだわ、とアニエスは思った。
 
「うれしくて、まだ信じられないくらいなの。またあなたとこうして一緒にいられるなんて。」

シャークアイはアニエスの背中をそっと抱いた。
やわらかな金色の髪が頬を優しく愛撫する。

幾星霜凍りついた時を経て、目覚めたとき、この目覚めはただ与えられた使命を果たすためのものだと、もはや伴侶は失ったものとシャークアイは思った。あの輝くような笑顔や声。忘れ得ない愛らしい仕草。そのどれにも、二度と触れられないのだと。それなのに今、こうして再びこの船で、降る星をともに見上げている。シャークアイにとってこそ、夢のような話だった。

いったいどれほど長い間、寂しくひとり歳月を数えたのだろう。
こんなにほそい、かよわい身体をして、オレのために、どれほどの孤独に耐えたのだろう。

「よく待ってくれた。アニエス、これからは、ずっと一緒だ。」

アニエスは安心したように微笑して、小さな背中を夫にあずけた。




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お題はこちらのサイト様から頂きました
期間限定様

涙のゆくえを君は知っていますか?」の後日談として。
(1)としてありますが、続きものではなくて、
別ヴァージョンを、同じお題でもう一枚書こうかなーと思っています。

岩壁に細い腕を投げかけて、星空を見上げる、
きれいな人魚のお姫さま。
でもとても、さみしそう。

ひとつ、ふたつ、みっつ。

アニエス姫は星を数える。
夜空にはたくさんの星が輝いているから、
アニエスが大好きな人に再び巡り合うまでには、
きっと数えきれないとぼくは思う。

きっともうすぐ会えるよ。
たくさんの星を数え残したまま、もうすぐ。
だから元気を出して。

「アニエス!」
「あら。くらげちゃん!」

ぱしゃん、
水をはねさせて、ゆたかな髪をした人魚はぼくをかえりみる。
海の水にまぎれても、アニエスが泣いていたってこと、ぼくは知ってる。

「ぼく、アニエスにプレゼントもってきたよ!」
「まあ、きれいな貝殻。ありがとう、くらげちゃん、優しいのね。」

寂しそうな笑顔のアニエス。
ずっと昔は人間だった。
誰かを、ずーっと待っているんだって。
そのために、人間の姿を捨てて、こうして海で暮らしているんだって。


シャークアイって言うの、そのひと。私の夫なの。


アニエスはそう言った。
僕はそのひとのことを考える。
どんな人間なんだろう? 
どこにいるのだろう?
愛しているなら、どうしてこんなに長い間、アニエスのことをほうっておくの?
アニエスは泣いているのに。

「見て、くらげちゃん。また満月ね。」

真珠の粒のような涙がつらなって、
冷たい海の中にすいこまれていくのを、
ぼくは、知っている。






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人魚のアニエスとしびれくらげのお話でした。
ほんとはDQ7には「しびれくらげ」は出てこなくて、陸系の「しびれスライム」がいるらしいです
(Wikiに載ってました) 
悪いスライムじゃないんですね。きっと。


波に揺れないベッドの上に横たわり、じっと目を開いたまま、天井を見つめる。子供の頃から変わることのない、その眺め。そっと目を閉じれば、よみがえる、真っ白な一対の帆に染め抜かれた水の民の旗印、驚くべき高さを誇るマスト、きらめく噴水、船上に日々を送る人々のにぎわい。



……シャークアイに会ったかい? いい男だろ? 若いのにシブくてさ、昔初めてあたしが彼を見たとき、彼はまだ独身だったの。あの人の笑顔に、一撃であたし、ノックアウトされちゃった。それであたし、故郷を捨ててこのマール・デ・ドラゴーンに来たのよ。船でもこうして酒場を始めてね、海賊の男たちは最初はいかついと思ったけど、仲良くなるとすごく気のいい連中ばかりでね、楽しくやってきたわ。あの人もたまーに酒を飲みに来てくれてさ、立ったまま、こう、カウンターに腕をかけてね。うーん、あんたじゃまだ背が届かないけどね。そういえばあんたの横顔はちょっとシャークアイ様に似てるよ、横顔はね。輪郭がちょっと似てる気がする。「ええっ」てなーにマリベルちゃん、彼氏かっこいいじゃない。それに、優しそうだわ。シャークアイもかっこよくて優しそうなところがいいのよ。彼氏なかなか素敵だと思うわよ、背もこれからきっと伸びるわよ。あら、彼氏じゃないの? ほんとに? 幼馴染? 故郷が一緒なのね。そういう関係も素敵ね。

シャークアイは忙しいから何杯も飲んで行くわけじゃないけどね、そっちのテーブルに座った海賊たちとちょっとだけおしゃべりしていくの。ああ、だからあたしはよく彼の横顔を見てたのね。その様子がまた、涼しげで、男前でね。船の女はあたしだけじゃなくて皆あの人のファンなのよ、一目でころっと参っちゃった子も少なくないわよ。それで、最後の戦いの時も、もちろんあたし、船を下りなかった。シャークアイは降りていいって言ってくれたけどね。「コスタールに残ってもいい、故郷に戻ってもいい」って。でも、ついていこうって思ったの。


仕込み中の酒場で、アルスはジュースをサービスされて、女主人の話を聞いていた。隣にはマリベルがいて、アルスと同じジュースを飲みながら、女の話に時々相槌を打っていた。

「故郷って、どこですか?」

アルスは遠慮がちに女主人に尋ねた。もしかしたら、過去の世界を旅しているときに、彼女の故郷に立ち寄ったかもしれないと思ったからだった。女主人は明るく笑った。

「どこって言っても、もう何百年も昔なんでしょ? 不思議な話だけど。いいのよ、住む人は変わっても世界はおんなじで、また故郷に船を着ける日も来るだろうし。それに、この船があたしのもうひとつの故郷なんだから。ここが故郷だわ、仲間も、友達も、それにシャークアイ様もいるし。あたし、あの時マール・デ・ドラゴーンに残るって決めたこと、少しも後悔してないの。」
「ま、確かにシャークアイってシブくってちょっといい男よね」
「でしょ? マリベルちゃんもそう思うでしょ?」

世界中の波の上を旅する船。世界中の港を訪れる船。
その船を故郷として身を寄せる彼女は、そのあと、なおしばらく憧れの人の話をアルスたちに語って聞かせた。


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プロフィール
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モル元
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自己紹介:
ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

シャークアイ関連の雑談やコメントなど随時募集中。お気軽に話しかけてやって下さい。世の中にシャークアイの作品が増えるといいなと思って活動しています。

シャークアイ、かっこいいよね!
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