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ドラゴンクエスト7の小説ブログです。 9プレイ日記もあります。
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ついにサンディに褒められた!




***彫刻家ラボオ、花の街サンマロウ***




サンディが「こんなに時間がかかってまだ全然女神の果実が集まっていない、サボりすぎ!!」…しか言わなくなって、このやろう羽根をもぐぞ!と腹を立てていたのですが、サンディだって店長だか何だかを探す旅で色々と不安なんですよね。わかっています。そこで、各種クエストにとらわれるのはいったん置くとして、問題の2つの果実を入手しに行きました。


ラボオの石の街。

彫刻家ラボオが山の上に築いた石の街。それは、在りし日のエラフィタを再現したものでした。ラボオはエラフィタ出身の男で、恋人がいたのですが彫刻家を目指して旅立ち、そして戻ってこなかったのです。寿命の尽きる直前に果実を手にしたラボオ老人は、自分が死んでもこの石の街が守られますように…と願ったところ、魔物登場!! 毎回手にした人本人が魔物化するわけではないのですね。

ここにきてようやく「オレ…強くなってる…?」とわが手を見つめるまでになったユリス御一行、「武道家の自主ためる+応援」という、ゲームバランスを忘れた完全火力勝負で勝利しました。「一戦交えればほうほうの態」という期間が長すぎたせいで、心の余裕がなくなり、今思えばせっかくのボス戦で全力勝負しすぎたと思います。「武道家の自主ためる+応援」は最後の手段として出来るだけ封印したいところです。すごく便利ですが…。

いつも「いろいろやろうぜ!」だった我がパーティが、すっかり「命令させろ」になっているのも何だか軍隊的でよくないですね。今後はもっと自由さを取り戻したいです。「いろいろやろうぜ」にすると攻撃主要キャラである武道家が「おたけび」をあげ続け、僧侶は「ラリホー」を連発するなどして、結局誰も戦わない状態になったりしてそれはそれで面白いです。お互いジリジリ弱っていきますが…。


ラボオの山を下山して、エラフィタに行ってみました。かつて彼の恋人であった老夫人は「失った時は戻らない」と少しさみしそうに語っていましたが、ラボオがいなくなってから彼女と結婚したおじいさんは、「彼女が納得するまで10年待った」って言ってて、ほんとに彼女が好きだったんだな…と思えて、ほんのり人間の感情に心を打たれる物語でした。ラボオの山ではすごく感動的なシーンなのにサンディが出てきて、何だか彼女が出てくると、物語に入り込めないんですね! 今すごくファンタジー的にいいところ、っていうところで台無しにしていきます。一言余計なことを言って去っていくくらいなら黙っていなさい、あとで感想は聞いてあげるから!と思います。

でも、ラボオの石の街を呆然と見詰めながら、

「人間って不思議ね、ユリス…」

と、地上を生きる者たちの独特の感情の動きに、珍しく妖精らしい感想を語ったサンディ。もっと別のキャラなら深みがあったのに、サンディが言うと「なんてことを思ったり。みたいな。」程度に聞こえるから、損していると思います。言葉の分からんやつというのはすなわち詩情を解さない、感じる力そのものが薄っぺらいタイプに見えてしまうので、それでサンディが口をはさむと興ざめするわけですが、妖精としてそんなふうに人間の心理に驚きを感じるなら、だんだん喋り方もよくなってくれないかな。


というわけで、これで3果実目ゲットですが、息もつかず4果実目に挑みます。花の街サンマロウの北の洞窟へ、マキナと間違えられて攫われたからくり人形マウリヤを追って突入します。

敵は、妙に礼儀正しい、立て看板好きのアニキと、アニキ好きの子分…と思ったら、このアニキとは戦わず、戦った相手はまたも女神の果実により登場したムシ系の魔物でした。途中でメタルスライムのタワーを何体も解体していたせいで、確実に強くなっているユリス一行。敵ではありません! 俺TUEEEEE!!


魔物を倒し、マキナとマウリヤの魂を昇天させ、4果実目ゲットです! 

サンディ「えっ こんなにレベル低いのに女神の果実が結構集まってる? やるじゃんユリス!」

えっ
なにそれうれしい
サンディかわいい

でも、私たち弱いですか?
すごく強くなったつもりだったのに……

こんなにレベルが低いのに、って…。しかし所要時間に執拗に文句を言われた頃に比べれば、このサンディは格段に仲良くなれそうです!


サンマロウの街では町長夫妻はすごくマキナに冷たくて、マキナが攫われた、っていう時も「身代金のために身銭は切れない」と言ったり、マキナがその後旅に出たふりをしたときには「狂言誘拐だったのではないか」と無礼なことを口にします。妻も完全にマキナの財産狙い。

そんな人間の汚さも描かれていましたが、一方でマキナを慕う人々もいて、マキナのふりをしていた人形マウリヤのおかしな行動さえユニークだとして気に入っている男もいました。そういうところは、DQ7より明るいな、と思いました。

マキナとマウリヤのお話をちゃんとまとめていなかったので、まとめると

大商人であった両親を失ったマキナ少女は、お金持ちではあったけれど、病弱で、外遊びが出来ないでいた。そこで彼女の心を慰めるため、街のからくり職人がマキナそっくりの人形マウリヤを作ってあげた。マキナはマウリヤを大いに気に入り、唯一の友として過ごす。

そんな折にマキナは女神の果実を、万病に効く果実として与えられる。マキナはそれを食べたところでもはや自分の短い一生は終わるのだ、もうすぐ天使様が迎えにくる…とわかっていた。

マウリヤと楽しく遊べればいいのに…。というマキナの願いを女神の果実はかなえ、マウリヤに魂を与える。しかし、マキナは死んでしまう。マキナはマウリヤに、人形であることを秘密にして自分に成り代わって生きること、そして私は出来なかったけれど、あなたは友達をたくさん作ってね。と言い残して死んでしまう。

で、すっかり「おかしな子」になったマキナ。ほんとはマウリヤなんだけどね、というお話。

マウリヤは人の心が分からないから、財産を与えることで相手の心を手に入れようとすることしか出来ず、それが街をおかしくしてしまいました。一方、羽振りのよいマキナの姿を見た北の盗賊二人組が彼女をさらう…。

北の洞窟で、マウリヤが自分も魂を失う前に、「その前に街の人に旅に出るって言ってくる」と言ったのには感心しました。おかげでマキナは「誘拐されたが戻ってきて、その後旅に出た娘」ということになりました。魂を失った人形は、マキナの墓の横に落ちていました。使用人のおばあさんが「このからくり人形こんなところにあったのね」と言いながら思いっきりずるずる引きずって行ったのにはちょっとびっくりしましたが、マウリヤは無事人形に戻り、マキナのベッドで、マキナの旅の帰りを待つことになったのでした。


そして我々は許しを得てマキナの船を入手!
なかなか立派な船です、クルーいないけど!
我がパーティにはシャークアイがいるので、「ほらっ、シャーク、あなたの船ですよ!」と興奮するモル元。小さいながら海上を行く私たちの城です! いくぞーはやいぞー! 

そして案の定最初に降りた島で見たことない魔物にガン攻めされて二人死にました。果実も入手したし、ということでまたダーマにルーラして転職したせいです。転職先はレベル1ではなかったのですが、気づいたら誰もホイミ使えなくて死にました。


そうそう、メタルライダーならぬメタルハンターの「しさんかのざいほう」、ちゃんと盗みました! メタルハンターから盗むほうが、メタルライダーから盗むよりずっと楽でしたよ。


船の乗り方を説明しているときのサンディがすっかり普通の子になっていて面白かったです。他にも

「魔物はこっちが自分より弱いと思えばおそってくるケド 自分よりも強いと思ったら逃げていくらしいわよ。」

など、たまに完全に普通の子です。
これがどんどん普通の子になっていったらすごい仕込みだと思うのですが、まあそういうことはありますまい、単純にスタッフのキャラ作り込みの甘さですよね。でも一生懸命喋っているときはギャル語を忘れるキャラ、と思うとそれはそれでちょっとかわいいです。ほんとにDQ9はサンディとの勝負。


ところでDQ9を始めて一週間、街ゆく人の服装が装備品に見えるようになりませんか? パーツごとに見てしまう感じです。

装備関係で気付いたこと。
最初からミニスカートを履いているより、長い上着の下に赤いスカートなどを履いていたほうが、「おうえん」時のチラ見え感があります。最初からミニスカートを履いていても太ももはチラリしないから…。

それから、本当にお金がない。



次はどこに行こうかなー船だし自由度高いなー、って思っていたのですがさっそく「きのこが欲しい」と訴えてくる若造に出会ったので、まずはキノコ狩りに行ってきます。またキノコ! 今日も星空の小間使いユリス、キノコのことなら任せなさい、マージマタンゴからもいで来てあげます! 「キノコ狩り職人」と「テンツク殺戮係」の称号はもらえてもいいと思います。



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ゲーム大好きモル元です。

9のプレイも一段落ついて、そろそろ7小説に戻ろうか、と書き始めた途端、シャークアイの知名度や活動人口の少なさを再び思い知って打ちひしがれている今日この頃です。皆さんにシャークアイのことを思い出してもらったり、好きになってもらうために、めげずに頑張って書いていきます!

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